部下と信頼関係を築きたいなら破ってはいけない9つのタブー

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社風や性格の違いから理想的な上司像を語るのは難しいが、上司として絶対にやってはいけない「最低限のルール」を教示する記事「9 Surefire Ways To Destroy Employee Morale(これをやると必ず従業員のモラルが崩れる9つのタブー)」がOpen Forumに掲載されているので紹介しよう。

責任転嫁はチームをダメにする。

ある部下がミスをしてしまった時、その人だけを責めるのはよくない。

仕事上の責任はチーム全体で負うべきものだ。

部下のミスに対する自分の責任を認めず、部下1人にすべての責任をなすりつける――こんな上司は部下の士気や連帯意識に傷をつける。

それだけでなく、恐怖感の漂う職場になってしまう。

子供ではないのだから、周囲に聞こえるような大声で部下に指導することはない。

どんな人間にもプライドはあるのだ。

別の場所に呼び出すなりして、わからないように間違いの指摘や指導をするべきだろう。

スタッフには常に誠実に接し、嘘は言わないことだ。

同時に、部下にした約束は守ろう。

職場に限ったことではないが、約束を破ったために失った信頼を取り戻すことは難しい。

もちろん、嘘をつかなくても幹部として会社の機密情報の守秘義務を守ることはできるはずだ。

目標とは、達成に向けて頑張ることを奨励するもの。

あまりにも非現実的な目標を課すと、部下はやる気をなくしてしまう。

「自分じゃなくてもできる、できなければほかの人に代えられてしまう」と思わせるようなマネジメントはよくない。

恐怖を抱きながら仕事をしても、潜在能力は発揮できない。

脅したり怖がらせたりする方向から、部下を管理することは是非とも避けたい。

指示は細かすぎても、わかりにくくてもよくない。

タブー6と7は両極とはいえ、どちらかに傾きすぎてもよくない。

イメージが描けるように明確でわかりやすい指示を出すが、細かいことまでは干渉しない――上司のこの姿勢から、部下も自分が信頼されていると感じることだろう。

人間とはいくつになっても「褒められたい」「認められたい」ものだ。

適切なタイミングで部下を認める、そんな余裕のある上司になりたいものだ。

「良いアイデアがあっても言えない」「したいことをさせてもらえない」、そんな状況で働くのはつらい。

逆に、自由に意見が言える環境なら、新たなアイデアが次々と生まれ、部下は自ら工夫するようになるだろう。

まずは、部下が提案しやすいようなムード作りを考えてみたい。

さて、いかがだっただろうか? 9つのタブーに共通していることは、部下を尊敬し大切に扱うこと。

これを守れば部下も上司を尊敬するようになる、と筆者はまとめている。