コンビは、インターネット調査によって「子供とのお出かけと育児に関する意識調査」を行なった(調査期間は2012年2月3日〜2月6日)。調査対象は、20〜39歳の男女で、3歳以下の子供がいる既婚各100人と子供がいない既婚各100人の合計400人。育児を楽しみ積極的に参加する「イクメン」については子育て中の男性53%が「YES」と答えた。また、子供とのお出かけの大変度を10段階で聞いたところ、大変度の平均は「6.18」。反対に、楽しさ度の平均は「6.71」となり、調査をしたコンビでは「子供とのお出かけは楽しいものの、一方で、楽しさの裏側には楽しさに負けないくらいの大変さがあることがわかる」と分析している。

 3歳以下の子供を連れての外出については、子供がいる人の59%が「大変度6」以上の回答となっており、実際に多くの苦労がある。中で、「大変度10(とても大変)」という回答は、子供がいる人が8.5%だったことに対して、子供がいない人では23.5%を占め、傍から見ていても大変さが伝わっているようだ。さらに、男女別で大変度を調べると、男性はほとんど苦にならないという「大変度1〜3」(28.5%)が、とても大変という「大変度8〜10」(20.5%)を上回っていることに対して、女性は「大変度1〜3」(11.0%)より「大変度8〜10」(44.0%)が圧倒的に多い結果になった。

 一方、子供連れの外出の「楽しさ度」は、子供がいる人では「楽しさ度6」以上が81.0%となり、子供のいない人が感じる「楽しさ度6」以上57.5%を大幅に上回り、実際に子供を持つ親の子供との外出は、イメージよりも楽しいということが分かる。ただし、この「楽しさ度」は男女でみると、男性は「楽しさ度8〜10」が49.5%であることに対して女性は35.5%にとどまり、お出かけの「大変度」が楽しさの感じ方に影響していることが見て取れる。

 コンビでは、このような結果に対し、「育児に積極的に参加するイクメンが増えていることがうかがえるが、女性に対しては、女性の不安を取り除くためにも、お出かけの負担を軽減し、子供とのお出かけが楽しいと思えるようなお出かけをサポートする必要があるかもしれない」としている。

 外出時のサポートになるベビーカーについては、男女のどちらが押すのか決まっていないという回答が60%以上になったが、男女ともに「自分が押す」と答えた比率が、男性で21%、女性で30%を占めており、「大変なことが多いが、子供とのお出かけの際は、自ら進んでベビーカーを押したいという積極的な親心」が感じられる結果になった。そして、そのベビーカーを選ぶ基準については、男女ともに「軽さ・運びやすさ」「安全性」という項目が70%を超えた。また、「価格」「デザイン」については女性の方が厳しく選択する基準にしていることが分かった。

 コンビでは、この調査以前にも、第一子を妊娠中、または、月齢が3カ月以内の母親に、ベビーカー、チャイルドシート、ベビーラックのいずれかを自分で選んだ時に重要視した安全性機能について聞くアンケートを実施。「赤ちゃんを振動・衝撃から守ってくれる衝撃吸収機能付き」に圧倒的な支持がある回答を得ている。こうした、3歳未満の子供を持つ親へのアンケートは、同社の「ディアクラッセ」という商品開発に生かしている。卵を落としても割れない独自の衝撃吸収剤「エッグショック」を従来品の2倍に増量した「Wエッグショック」。折りたたみ時にリクライニングシート背面部が自動収納できる「自動背面収納」。ロックする時も外すときも足で踏むだけの「新ブレーキシステム」などの機能の開発につなげている。(編集担当:風間浩)