U-23日本代表が五輪最終予選でシリアに破れ、グループ首位の座を明け渡した。五輪出場に黄信号が灯ったと騒がれているが、たしかに状況は芳しくないね。
 
この敗戦の要因として、まずあげられるのがコンディション調整の問題だ。国内リーグがオフシーズン中ということもあって、各選手ともにトップフォームには遠い出来だった。この時期の代表戦は例年苦戦するけど、今回の試合もまさにそのとおりとなってしまったね。

そこで力となるのが、シーズンまっただ中である海外クラブの所属選手たちのはずであったが、残念ながら強化委員会は海外から選手を招集することができなかった。

五輪を重要視していない欧州の文化との違いもあるが、試合に出ていない選手も連れてこれないのだから、これはひとえに政治力と存在感のなさによるものだと思うね。これまで何度も、海外に出かけていって、交渉に破れて帰ってくる。一人で帰ってくるだけなら、誰だってできるじゃないか。FAXでいいよね。

W杯招致合戦でカタールに圧倒的な差をつけられたことからもわかるけど、国際舞台というのは政治力の勝負になる。協会は、勝つためにもっとそこに力を入れるべきだよ。欧州クラブとのコミュニケーションを円滑にするために、欧州に支部を作る構想があるなんて報道もあったけど、問題はそこじゃないよね。そんなものを作っても、天下り先が増えるだけだ。

別にサッカーに精通していなくてもいい。外交のエキスパートと言える人間を登用して、組織力と政治力の強化を図るべきだ。身内人事はいらないよ。