ソウルのチャンチュン体育館で、5日(日・現地時間)に行われるROAD FC06「Final Four」。今大会ではRFC初代ミドル級王者決定トーナメント以外にも、初代バンタム級王者決定トーナメントがスタート。また韓国版TUFで注目を集めたファイター同士の一戦も組まれている。

バンタム級王座決定トーナメント1回戦で対戦するのは、カン・キョンホとアンドリュー・レオン。カン・キョンホは戦極に参戦経験があり、DEEPやRFCにも参戦している。スタンガン・キム・ドンヒョンのチームメイトで、元はライト級で戦っていた。バンタム級でもフィジカルでなく、テクニックの重視のイケメン・ファイターだ。

そのカン・キョンホと戦うアンドリュー・レオンは、台湾のクラブファイト=プロ・ファイティングで活躍してきたレスリング・ベースの選手で、最近シンガポールからタイへ移り、プーケット・トップチーム所属になっている。本来は57キロだが、王座獲得とONE FCネットワーク下での活躍を期し、一階級上にチャレンジすることになった。

レオンとカン・キョンホの一戦は、グラップリングのテクニック重視の試合になりそうだが、ある意味、今大会で一般層に最も注目を集めているのが、チュモギオンダ・スペシャルファイトと銘打たれたイ・ジョンウォンとハン・イムンの一戦だ。

韓国版リアリティーTVショー、チュモギオンダ(意味合い的には、ぶん殴りたくてたまらない、喧嘩したくて我慢できない――というもの。本来シーズン2の決勝として行われる予定だったが一戦だが、ハン・イムンの負傷により、実現せず今回の対戦が真の決勝戦と目されている。

そのハン・イムンはまだ高校生で、シリーズ中継では、韓国を訪問したエメリヤーエンコ・ヒョードルやコリアン・ゾンビ=ジョン・チャンソンに1日弟子入りする企画で注目を集めていた。イチ練習生同士の一戦がセミファイナルに組まれた同大会、XTMで韓国全土にライブ中継される。
写真&対戦カードはコチラから