17日深夜放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では、今季をもって中日ドラゴンズのユニフォームを脱いだ落合博満氏に、野球解説者の江川卓氏がインタビュー。その内容は「来年ユニフォーム着るってなったら、ここまでは喋らない」と落合氏が語るほど、深いものとなった。以下にインタビューの要約を掲載する。

江川:お疲れ様でした。

落合:やると思ってませんでしたね、8年も。最初3年だろうなと思ってたから。ただ、最初受けた時に電話で「2年で」って言われたの。

江川:スクープになりますよ。

落合:皆知ってる。「2年で何をしたいの」って聞いたら「チームを変えたい。改革したい。勝ちたい」っていうから「2年じゃなにもあのチームは変わりませんよと。最低3年かかるから、出す条件は3年契約だったら受けますよと。あとは何も言ってない。

江川:そしたら?

落合:それで結論出るなら電話下さいって。3分いらなかったね。電話かかってきてから。

江川:一回切ったんですね?

落合:3分以内に電話かかってきました。「はい、分かりました」って。何の条件も出してない。

江川:楽しかったことと苦しかったことを聞きます。どっちが答えやすいですか?

落合:楽しかったことって何にもない。ゼロ。

江川:苦しいんですか?監督って。

落合:苦しいとも思ってない。ただね、人間ってやりようによっては上手くもなる、悪くもなる。日々成長はあるけど、これを見られたっていう楽しみはある。それがまた下手になっていく子もいるんだ。反面教師じゃないけども。それを考えると人間って面白い生き物だなっていうのは別の角度から勉強させられた。そっちの方が楽しかった。

江川:どうしても聞きたいのが、プレーオフみたいな仕組みができて、3位にいた時は越せると思ってたんですか?今年に関して。

落合:思ってた。100%思ってた。

江川:どうして思うんですか?変ですよ。僕らは「もしかしたら」っていうのはありましたけど。

落合:だってヤクルトでしょ。巨人でしょ。阪神、広島が絡んでた。まだ8月。そこにうちと、横浜はどうやっても無理だなって。広島はバリントンとジオを中4日でまわしてきたよね。どっかでヘバリがくるだろうな。そんなに点数を取ることもなかったし、広島の場合はね。いいことにヤクルトが走っている状態で、ある意味マスコミが洗脳しちゃったよね。(巨人と阪神については)打順の組み合わせが悪いんじゃないか、ローテーションが悪いんじゃないかとか。負けの原因を全部新聞で叩きはじめたよね。絶対ジャイアンツの場合は慌てるだろうと。阪神もそうなるだろうと。そう叩かれないために、絶対早めに仕掛けてくる筈だよな。過去の例をみても、うちが勝つときって競っていたり向こうが先に行ってるんだけど、8月の前半から慌て始める時は大体ひっくり返している。