『千と千尋の神隠し』の世界に花札があったら、こんな感じになるのかな?(C)2001 二馬力・TGNDDTM

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 スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』をモチーフにした花札が、ムービック通信販売「ちきゅーや」で12月下旬に発売される。キャラクターや名シーンを忠実に再現した48枚の札は遊ぶのがもったいなくなるほどの出来であり、飾るだけでも十分に楽しめるアイテムだ。

 「『千と千尋の神隠し』花札」は、スタジオジブリの大ヒット映画をモチーフにしたアイテム。物語の舞台となった「油屋」の世界観を48枚の札の絵柄として凝縮しており、札に描かれたキャラクターやシーンは「『油屋』を舞台としたアイテムなのだから、札に登場するシーンやキャラクターをすべて、油屋に集う八百万(やおよろず)の神々にしよう!」というコンセプトの下、選び抜かれたものばかり。映画の世界観を壊さず、また花札としても楽しめるようにと何度もスタジオジブリと販売元のムービックの担当者が検討を重ねたというだけあって、同種のアイテムと比べても、出色の出来栄えとなっている。

 スタジオジブリもそのクオリティーには驚嘆したらしく、監修を行った鈴木敏夫プロデューサーは「すごい! ボクも欲しい」「よく出来ました」と絶賛しただけにとどまらず、そのまま宮崎駿監督の元に持っていったというから驚き。宮崎監督のお気に入りは雨札の「カオナシ(暴走時)」ということで、作品世界を生かしたアイテムに喜んでいた様子だ。

 1800年創業のかるたの老舗・大石天狗堂が手掛けた本格アイテムは遊んで楽しめるのはもちろん、アートとして飾るなど、その楽しみ方も人それぞれ。通常版のほか、額装版も発売されるということで、家に飾ろうと考えている人はこちらがオススメ。スタジオジブリの作品同様、幅広い年代が楽しめるアイテムとなっている。(編集部・福田麗)

「『千と千尋の神隠し』花札」は12月下旬にムービックより発売 通常版: 3,150円(税込み) 額装版: 1万6,800円(税込み)

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ムービック通信販売サイト「ちきゅーや」
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