Winter season on OAHU:冬のオアフ島の楽しみ方(12月〜3月)
永遠の憧れ、ハワイ。なかでも、世界有数の観光地として知られるオアフ島には、毎年多くのツーリストが訪れる。日本から訪れる沢山の旅行者も、シーズンを問わずオアフ島でのリゾートライフを満喫。特に年末年始ともなれば一層のにぎわいを見せる。寒い日本から、常夏の島に逃避行という方も多いだろうが、実は、12月から3月にかけてのこのシーズンには他の季節とは違った楽しみが味わえるため、あえてこの時期を狙ってというハワイ通も多いのだ。オアフ島が見せてくれる、この時期だから体験したい素敵なハワイを探しに、この冬、機上の人になってみては?
都会的なにぎわいを楽しみながら、大自然の恵みを体験できることも、オアフ島最大の魅力のひとつ。12月から3月にかけて訪れたなら、ぜひ出かけてほしいのが「ホエール・ウォッチング」。ワイキキからそう遠くない場所で楽しめる、またとない機会なのだから。
この時期、オアフ周辺にはザトウクジラの群れがやってくる。通常はアラスカ、寒い北の海で暮らす彼らが、冬になると暖かい海を目指して南下。ハワイ近海でパートナーと出会い、出産・子育てを行い、春には再び北へと戻っていく。まさにザトウクジラの営みは、ハワイの冬の風物詩。季節限定で出港する各社取主催の
ホエール・ウォッチング・クルーズに参加すれば、悠々と泳ぐ姿や、ダイナミックに海上へとジャンプする姿、親子の姿を間近に見ることも可能だ。
(写真右):楽しみはホエール・ウォッチングだけでない。マカプウ岬から眺められる景色は絶品。
無料でもっと気軽にという方は、ワイキキ・ビーチから東海岸へと車で30〜40分ほど走ったところに位置するマカプウ岬でのホエール・ウォッチングがおすすめ。舗装された初心者にも安心のハイキングコース、マカプウ・ライトハウス・トレイルを30時間程度歩いたところにあるビーチを臨む展望台がビュー・ポイントとして人気。ここで観察するなら、双眼鏡を忘れずに。
(写真左):マカプウ岬から海を臨む。悠然と大海原を泳ぐクジラを見つけたら感動間違いなし。(写真右):ホエール・ウォッチング・クルーズなら、豪快なザトウクジラのジャンプも目の前に。
どこで観察するにせよ、大海原から突然現れる大きなクジラの姿に感動すること間違いなし。冬期限定で楽しめる雄大な大自然の営みに、ぜひあなたも触れてみてほしい。
(写真左):アトランティスのサンセット・クルーズ。ダイヤモンドヘッド越しに海へと沈む夕陽。(写真右):クルーズなら、自分も黄金に輝く風景に溶け込むことができる。
さえぎるものの何もない大海原を目の前に、水平線に沈んでいく太陽を眺める。見どころの多いハワイにおいても、考えうる最もロマンティックなシーンではないだろうか。ほとんどの場合、海に沈む夕陽を観るなら、ノースショアのサンセット・ビーチをはじめ、ワイキキから離れた場所まで行かなければならないが、実は冬季だけ、ワイキキ・ビーチ、アラモアナ・ビーチなど、ワイキキの中心部でもその絶景を眺めることができるのだ。大きな太陽が、海を黄金色に染めながら刻々と姿を消していく様子を観るは、一生ものの経験になるはず。
(写真右):ホテルが建ち並ぶお馴染みのワイキキ・ビーチも絶景スポットに。(写真中央):由緒あるワイキキのホテル、ハレクラニにあるレストラン「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」。ここなら、ハワイアンミュージックとカクテルをいただきながら、優雅にサンセットを堪能できる。(写真左):夕刻、「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」は夕焼け色に包まれる。
5時ごろからビーチへでかけて刻々と変わりゆく風景を楽しむもよし、サンセット・クルーズで大自然と一体化する心地良さを体験するもよし、海の見えるレストランでサンセットカクテルとハワイアンミュージックをお供にするもよし。スタイルを変えて、滞在中は毎日サンセットを堪能できてしまうのも、この時期ならではの贅沢だ。
浮世絵コレクションでも知られる「ホルノノ・アカデミー・オブ・アーツ」。
実は、知る人ぞ知るオアフ島の名所だ。
紺碧の海、白い砂浜。そんな環境の中では、ハワイでのレジャーも選びたい放題だ。だが、年末年始は、シャワーの増える雨季まっただ中。終日雨が降り続くということは多くないが、マリンスポーツには不向きというお天気の日も。とはいえ、訪れたからにはせっかくの休日を存分に満喫したいもの。
そこで、veritaがご紹介するのは、雨の日のオアフの楽しみ方。その筆頭が、美術館めぐりだ。実はオアフは、世界的なアートの宝庫。質の高い美術品を収蔵する美術館も多い。
まずお勧めしたいのが「ホノルル・アカデミー・オブ・アート」。ゴッホやピカソ、ゴーギャンなどアート初心者でも楽しめる西洋の名画ほか、東洋の仏教美術など、収蔵品は一級品揃い。さらに驚くべきは、葛飾北斎の作品をはじめとする浮世絵コレクション。ファンはもちろん、日本人なら垂涎ものの作品群は必見だ。もちろん、晴れた日の訪問もおすすめ。美術館に併設されたオープンエアの「パビリオン・カフェ」は、地元の食通も味を認める人気店。訪れるときには、予約を忘れずに。
(写真右):王家ゆかりの「ビショップ・ミュージアム」。(写真左):ハワイ好きなら、ぜひ1度は「ビショップ・ミュージアム」を訪れて歴史や文化に触れてみて。
元個人の邸宅だったという「ザ・コンテンポラリー・ミュージアム」の落ち着いた館内。
その他にも、カメハメハ王家との深いつながりを持ち、ハワイやポリネシア文化の歴史、美術品ほか貴重な資料を所蔵する「ビショップ・ミュージアム」、高級住宅地に静かにたたずむ元個人邸宅で、前衛的な絵画や彫刻、映像や音によるインスタレーションなどを堪能できる「ザ・コンテンポラリー・ミュージアム」など、訪れる価値ありのミュージアムが点在。ぜひ、お気に入りの場所、お気に入りのアートを見つけて。
さらに、拠点としているワイキキ・ビーチに雨が降っていても、オアフ島の西側では晴れているということも。そこで、どうしても水遊びしたいという人は、ワイキキから車で35分ほど走ったオアフ島第2の都市カポレイに行ってしまうのもいい。ここには、自然の地形を利用したハワイ州唯一のウォーター・パーク「ウェット・アンド・ワイルド・ハワイ」が。地元の人々と一緒に、人気の豪快なアトラクション、広いプールで思い切り遊んだら、いつもとは一味違ったレジャーが楽しめそうだ。
敷地の広さはなんと東京ドームの3倍。刺激的なアトラクションだけでなく、リラックスできる穏やかなプールも。家族みんなが楽しめる「ウェット・アンド・ワイルド・ハワイ」。
もちろん、雨の日には屋内でショッピングを楽しむのも選択肢のひとつ。でも、いつものアラモアナ・ショッピングセンターではなく、少し遠くへ足を延ばして、1日を過ごすのもいい。いち押しは、高級住宅地カハラ地区にある全天候型の「カハラ・モール」。オープンエアのモールが多いハワイでも珍しい屋内型なので、雨の日も店から店への移動で濡れないのが嬉しい。優雅な高級モールという印象も強いが、カジュアルなショップも多く並んでいるので、ぜひ気軽に訪れてみて。
晴れた日には、ついハワイの定番レジャー、定番の観光地に目を向けがち。でも、日差しが降り注がない日を楽しめてこそ、本物のハワイ通。雨が降ったらチャンスとばかりに、自分らしい休日を見つけてみては。
- ・ ホルノノ・アカデミー・オブ・アーツ(ホノルル美術館)
- ・ ビショップ・ミュージアム(ビショップ博物館)
- ・ ザ・コンテンポラリー・ミュージアム(現代美術館)
- ・ ウェット・アンド・ワイルド・ハワイ
- ・ カハラ・モール
デルタ航空
http://ja.delta.com/
大切な人とハワイを訪れるなら、ぜひお勧めしたいのがデルタ航空のリゾート・カップル・プラン。ハネムーンの際はもちろん、カップル、夫婦で旅行会社のパッケージ商品を申し込んだ場合に、有料のオプションとして選ぶことができる。ビジネスクラスなら、ペアシートの確保、機内食のアップグレード、ホームデリバリーサービスのワイン(赤白2本のセットを1カップルに1セット)のプレゼントが。エコノミークラス利用の場合には、機内食アップグレード、空港ラウンジの利用、ペアシートの確約など、旅の始まりと締めくくりをより思い出深いものにできるサービスが用意されている。日本発のハワイ便と、成田発、グアム、サイパン、パラオへのリゾート路線利用が対象。
12月末からは福岡―ホノルル便が加わり、日本からのアクセスがますます便利になるデルタ航空。次のハワイ旅行で、ぜひその快適さを体感して欲しい。
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