本格的にハリを体験!「北川流美容鍼灸」report by 牧口じゅん
歳を重ねれば、衝撃的な初体験というものは、年々少なくなるものだ。ところが、まだまだこの世界に驚くべきことは多い。大げさでも何でもなく、心からそう感じさせてくれたのが、鍼との出会いだ。伝統的な東洋医学のひとつとして知られているが、日本では鍼に親しんでいる人は、わずか15%程度なのだという。実は私もつい先日まで、“残念なマジョリティ”である85%の中に入っていた。
鋭く尖った鍼を身体に刺す。それを受け入れるのには、それなりに覚悟がいるものだ。いくら良いと聞いてはいても、やはり信頼できる親しい誰かに「大丈夫」だと言ってもらいたかったのだ。実は最近、そんなことが起きたので、鍼を本格的に体験することになった。
小学生のときからランドセルを背負って片道1時間ほどの電車通学をしていたせいか、物心ついた頃から極度の肩こりを抱えていた私は、肩こりがない状態をよく知らない。どんなにマッサージで揉みほぐされても、一時的な爽快感しか手に入らない。最終手段は鍼かなとは思っていたのだが、どこで始めたらいいかわからなかったのだ。
そんな折、知人に勧められたのが北川流美容鍼灸。タイにあるアジア最高級リゾート「チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート」でゲストコンサルタントを務める北川毅先生の施設だ。「とにかくすごい」と興奮気味に話す知人の言葉を信じ、思い切ってドアを叩いてみることに。それは偶然のようでいて、長年肩こりに悩んでいた私には、実は運命的な出会いだった。
鍼灸についての説明と問診を経て行われたのは、美と健康の両方にアプローチするという60分の「スペシャルコース」。まずはうつぶせで、首や肩を中心に鍼治療を受ける。やや緊張している私のことなどお構いなしに、北川先生はテンポよく、それでいて的確に鍼を刺していくのだが、筋肉を何度か優しく触ったりつまんだりしただけで、硬い部分を瞬時に見極めていく。状態が極めて悪い患部に鍼が当たると、筋肉がふるふるっと震えるような反応が起こる。肩が痛いと伝えただけだったにも関わらず、ピンポイントでつらい部分をしっかりと掴まえてもらえたことで、安心して身を委ねることができた。
筋肉の奥までズーンと浸透していく刺激=「響き」は、長年凝り固まっていた筋肉にはあまりにも心地良い。マッサージや指圧などの刺激は、手が離れれば消えてしまうが、鍼の刺激は、鍼が刺さっている間じゅうずっと続く。ぎゅっとつぼを押さえられ、凝った筋肉をつままれたままのような状態だ。鍼を刺してから抜くまでに、約15分から20分ほどそのままにしておくのだが、とにかく刺激が持続していて、とにかく気持ちがいいのだ。
身体が終了すると、次に顔に鍼を刺す美容鍼も体験。顔への鍼は、身体以上に不安に感じる人も多いが、美容鍼灸の第一人者で、安全のためのガイドライン作りを行っている北川先生ならばと挑戦。やはり顔にも、テンポ良く鍼がささり、あっという間に100本を越えていく。顔の場合、「響き」というより、チクリとした「痛み」なのだが、ほとんどの場合、毛抜きでムダ毛処理をしている程度かそれ以下のもの。目、鼻付近は、少し痛みが強くなるが、肌にハリが出て、ほうれい線が薄くなり、目もぱっちり開くとなれば、試さない手はないだろう。つまりは、その程度の痛みというわけだ。最も痛かったのは、目頭付近だが、ここはドライアイやかすみ目に良いところ。近頃気になっていた、目のかすみが直後から消えたのには驚かされた。
終了後、両足で立つと、すっと背筋が伸びる感じがするのも独特だ。そして、体重が感じられないような軽さ。身体の軽さは、多くの人が鍼の直後に体感することなのだという。軸がすっかりと定まったような感覚に、これが気、血、水の流れが整うということなのかもと思う。
“流れ”の話といえば、体験の翌日から、新陳代謝が良くなったことも特筆すべき。もともと便秘症ではないのだが、1日に数回便通があり、水分を多く摂ったわけでもないのに、トイレに行く回数が増えた。身体は日に日に軽くなり、数年ぶりにパンツのウエストがゆるくなったのも驚きだった。でも、何より嬉しかったのは、肩こりのない状態を知ったこと。自らこりをほぐすのがクセになっているため、施術から数日後、何気なく肩に手をやったのだが、そこで「あれ?」と思ったのだ。いくら肩を揉み解しても、全く刺激を感じず、気持ちよくもない。そして、肩の筋肉はもみ応えがないほどに柔らかい。そこで気づいた。「これがコリのない状態なのか」と。この状態が3週間ほど持続したのだが、さらに長続きしたのが肌の柔らかさだった。徐々に調子が上がっていくのだが、持続力がすごい。もっちりと柔らかくなった肌は、1ヶ月以上経ってもそのまま。事前に説明を受けていた内出血もあったのだが、2週間ほどですっかり消えた。今、巷に広まっている外科的な美容法に比べれば、リスクとしては格段に低いものだが、それでもきちんと事前に伝えるというのが、北川先生の方針。「必ず消えますから大丈夫」と聞いていたので不安はなかった。
現在、鍼の心地良さと効果に惚れ込んで、回を重ねているのだが、その時々の体調に合わせてもらえるのがとにかく嬉しい。2度目の施術では、全身へお灸と鍼との併せワザも体験。鍼の上から行うお灸は熱すぎず、それでいて温熱効果もしっかり味わえる。この併せワザは、冷えやすい体質の人に最高の組み合わせなのだという。
毎回、体調に合わせてカスタマイズされる鍼のおかげで、どんな体調のときでも帰りはいつも、すっきりと軽くなった身体を実感できる。
「痛いのではないかと鍼を怖がる人もいるけれど、長年、肩や腰の痛みを抱えていて、そのことから生まれるつらさや継続的なストレスを考えると、試す価値は絶対にあると思います。例え、痛いと感じたとしても、それは一時ですからね」と北川先生。継続すれば、調子の良い状態を持続できるうえ、自己治癒力があがるので、本来の自分に戻ることができるとのこと。私の体重が減ったのも、肌の調子が上がったのも、肩こりがなくなったのも、すべては本来の自分に戻っただけなのかもしれない。でも、ストレス社会に生きる人間にとって、それがどれほど難しいことか。蓄積されたコリから解放されて、ようやくそのことに気づいた私。「怖い」ということで、鍼を敬遠するのは杞憂というもの。85%の中に入るあなたにこそ、安心して受けられる北川式美容鍼灸をおすすめしたい。
さらには、鍼の効果は劇的で即効性があるものの、その部分だけを見ていたのでは実にもったいないことに。今、明日、そして将来の自分を考えて、“自分自身に戻れる効果”にもぜひご注目を。
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「一足先に海外で、美の探究者たちを魅了する “Biyoshinkyu” 北川式健康美容鍼灸」
■東方健美 東京美容鍼灸センター
東京都港区東麻布3−8−10 バーリータワーズ10F
東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線、麻布十番駅6番出口
営業時間:9:00〜23:00(完全予約制)
ご予約・お問い合わせは 03-3585-2511
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小学生のときからランドセルを背負って片道1時間ほどの電車通学をしていたせいか、物心ついた頃から極度の肩こりを抱えていた私は、肩こりがない状態をよく知らない。どんなにマッサージで揉みほぐされても、一時的な爽快感しか手に入らない。最終手段は鍼かなとは思っていたのだが、どこで始めたらいいかわからなかったのだ。
そんな折、知人に勧められたのが北川流美容鍼灸。タイにあるアジア最高級リゾート「チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート」でゲストコンサルタントを務める北川毅先生の施設だ。「とにかくすごい」と興奮気味に話す知人の言葉を信じ、思い切ってドアを叩いてみることに。それは偶然のようでいて、長年肩こりに悩んでいた私には、実は運命的な出会いだった。
鍼灸についての説明と問診を経て行われたのは、美と健康の両方にアプローチするという60分の「スペシャルコース」。まずはうつぶせで、首や肩を中心に鍼治療を受ける。やや緊張している私のことなどお構いなしに、北川先生はテンポよく、それでいて的確に鍼を刺していくのだが、筋肉を何度か優しく触ったりつまんだりしただけで、硬い部分を瞬時に見極めていく。状態が極めて悪い患部に鍼が当たると、筋肉がふるふるっと震えるような反応が起こる。肩が痛いと伝えただけだったにも関わらず、ピンポイントでつらい部分をしっかりと掴まえてもらえたことで、安心して身を委ねることができた。
筋肉の奥までズーンと浸透していく刺激=「響き」は、長年凝り固まっていた筋肉にはあまりにも心地良い。マッサージや指圧などの刺激は、手が離れれば消えてしまうが、鍼の刺激は、鍼が刺さっている間じゅうずっと続く。ぎゅっとつぼを押さえられ、凝った筋肉をつままれたままのような状態だ。鍼を刺してから抜くまでに、約15分から20分ほどそのままにしておくのだが、とにかく刺激が持続していて、とにかく気持ちがいいのだ。
身体が終了すると、次に顔に鍼を刺す美容鍼も体験。顔への鍼は、身体以上に不安に感じる人も多いが、美容鍼灸の第一人者で、安全のためのガイドライン作りを行っている北川先生ならばと挑戦。やはり顔にも、テンポ良く鍼がささり、あっという間に100本を越えていく。顔の場合、「響き」というより、チクリとした「痛み」なのだが、ほとんどの場合、毛抜きでムダ毛処理をしている程度かそれ以下のもの。目、鼻付近は、少し痛みが強くなるが、肌にハリが出て、ほうれい線が薄くなり、目もぱっちり開くとなれば、試さない手はないだろう。つまりは、その程度の痛みというわけだ。最も痛かったのは、目頭付近だが、ここはドライアイやかすみ目に良いところ。近頃気になっていた、目のかすみが直後から消えたのには驚かされた。
終了後、両足で立つと、すっと背筋が伸びる感じがするのも独特だ。そして、体重が感じられないような軽さ。身体の軽さは、多くの人が鍼の直後に体感することなのだという。軸がすっかりと定まったような感覚に、これが気、血、水の流れが整うということなのかもと思う。
“流れ”の話といえば、体験の翌日から、新陳代謝が良くなったことも特筆すべき。もともと便秘症ではないのだが、1日に数回便通があり、水分を多く摂ったわけでもないのに、トイレに行く回数が増えた。身体は日に日に軽くなり、数年ぶりにパンツのウエストがゆるくなったのも驚きだった。でも、何より嬉しかったのは、肩こりのない状態を知ったこと。自らこりをほぐすのがクセになっているため、施術から数日後、何気なく肩に手をやったのだが、そこで「あれ?」と思ったのだ。いくら肩を揉み解しても、全く刺激を感じず、気持ちよくもない。そして、肩の筋肉はもみ応えがないほどに柔らかい。そこで気づいた。「これがコリのない状態なのか」と。この状態が3週間ほど持続したのだが、さらに長続きしたのが肌の柔らかさだった。徐々に調子が上がっていくのだが、持続力がすごい。もっちりと柔らかくなった肌は、1ヶ月以上経ってもそのまま。事前に説明を受けていた内出血もあったのだが、2週間ほどですっかり消えた。今、巷に広まっている外科的な美容法に比べれば、リスクとしては格段に低いものだが、それでもきちんと事前に伝えるというのが、北川先生の方針。「必ず消えますから大丈夫」と聞いていたので不安はなかった。
現在、鍼の心地良さと効果に惚れ込んで、回を重ねているのだが、その時々の体調に合わせてもらえるのがとにかく嬉しい。2度目の施術では、全身へお灸と鍼との併せワザも体験。鍼の上から行うお灸は熱すぎず、それでいて温熱効果もしっかり味わえる。この併せワザは、冷えやすい体質の人に最高の組み合わせなのだという。
毎回、体調に合わせてカスタマイズされる鍼のおかげで、どんな体調のときでも帰りはいつも、すっきりと軽くなった身体を実感できる。
「痛いのではないかと鍼を怖がる人もいるけれど、長年、肩や腰の痛みを抱えていて、そのことから生まれるつらさや継続的なストレスを考えると、試す価値は絶対にあると思います。例え、痛いと感じたとしても、それは一時ですからね」と北川先生。継続すれば、調子の良い状態を持続できるうえ、自己治癒力があがるので、本来の自分に戻ることができるとのこと。私の体重が減ったのも、肌の調子が上がったのも、肩こりがなくなったのも、すべては本来の自分に戻っただけなのかもしれない。でも、ストレス社会に生きる人間にとって、それがどれほど難しいことか。蓄積されたコリから解放されて、ようやくそのことに気づいた私。「怖い」ということで、鍼を敬遠するのは杞憂というもの。85%の中に入るあなたにこそ、安心して受けられる北川式美容鍼灸をおすすめしたい。
さらには、鍼の効果は劇的で即効性があるものの、その部分だけを見ていたのでは実にもったいないことに。今、明日、そして将来の自分を考えて、“自分自身に戻れる効果”にもぜひご注目を。
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