アスレチックスは新監督ボブ・メルビンのもと、大幅にラインアップを入れ替えて試合に臨んだが、ホワイトソックスに9対4で敗れ、連敗が2008年以来の10となった(6月10日付サンフランシスコ・クロニクル)。

 メルビン監督はクリフ・ペニントンを今季初の2番に入れ、松井秀喜とデイヴィッド・デヘススの打順を下げ、ダリック・バートンを先発から外した。打線の組み替えは新監督が各選手の数字と勘で決定したものだったが、2回に早くもその成果が出て、カート・スズキ、松井、アダム・ロサレスの連続安打で1点を先制。しかし、2回と3回に先発のトレバー・ケイヒルが3点ずつを失い、3回をもたずに降板した。

 その後、松井の4号HRで6対3まで迫ったが、ブルペンが打たれ、9対4で敗れた。前夜、シカゴへの便が乱気流に巻き込まれて、途中イリノイの空港に降りたため、ホテル到着は朝6時半。監督交代のニュースも飛び込み、慌ただしい一日で、メルビン監督に就任初日の白星をプレゼントすることはできなかった。

 ホワイトソックスの先発投手は左腕マーク・バーリーで、松井は前日までの通算打率が.188と苦手としていた。ゲレン前監督のもとでは、松井は左腕相手のときは先発を外されてきたが、新監督は松井を6番DHで起用。左腕相手の先発は5月2日以来だったが、2回に安打、7回に2点本塁打を放ち、期待に応えた。メルビン監督は「あれが、ぼくがよく知っているマツイだ。昨年も前半は打撃不振ぎみだったが、後半は復活した。大きいのを打てる選手が打線には必要だ。試合に勝ち、いい流れを作って前向きにプレーしていくために、マツイは欠かせない」と述べ、今後もレギュラーとして起用していく意向を示した。

 前監督のもとではスタメンを外れることが増えていた松井は「出場するかぎりは、チームの勝利に貢献しなければならない」と意気込みを見せた。