さらにリアルな歌声へ「VOCALOID3」を開発、新ラインナップには喜多村英梨やLia、既存ボカロのアップデートも
ヤマハは、歌声合成ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」の新バージョン『VOCALOID3』を開発、2011年9月末発売することを発表した。
「VOCALOID」は、2003年にヤマハが開発した歌詞とメロディーを入力するだけで楽曲のボーカルパートを制作できる歌声合成ソフトウェアで、2007年からは従来の「VOCALOID」をバージョンアップさせた「VOCALOID2」を提供、「VOCALOID2」のライセンス契約により発売された「初音ミク」(クリプトン・フューチャー・メディア)や「がくっぽいど」(インターネット)などのソフトウェアを使用して制作した楽曲が大きな話題をよんでいる。
さらに、歌声ライブラリと楽曲制作ソフトウェアの分離や、多言語対応、合成API、プラグイン仕様の公開など、作り手には嬉しいバージョンアップとなるだろう。
よりリアルな歌声に、サンプルを聞いたユーザーの反応もネットで早くも話題となっている。
今回の発表をもって、ライセンス契約をしている各社では様々な発表を行っており、「初音ミク」らのクリプトン・フューチャー・メディアからは、VOCALOID3のアップデートライセンスを無償提供の発表や、「がくっぽいど」らのインターネットからは既存ソフトのVOCALOID3版発売と「Megpoid Extend(仮)」の発表など、各社対応予定となっている。
さらにボーカロイド特別番組「VOCALO Revolution」からはオリジナルキャラクター「CUL」とその声を担当する声優喜多村英梨によるソフトや、1st Placeからは「鳥の詩」で有名な“クリスタルヴォイスの歌姫”Liaの声によるソフト、スタジオディーン&サーファーズパラダイスからは人気絵師CARNELIAN氏による新しいキャラクターが登場など、新しいソフトが今後発売される予定だ。
○歌声合成ソフト 「VOCALOID」の新バージョン『VOCALOID3』を開発:http://www.yamaha.co.jp/news/2011/11060801.html
VOCALOIDはヤマハ?の登録商標です