全国求人情報協会がまとめた2010年12月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比12.7％増の35万1281件で、9カ月連続で前年同月比プラスとなったことが分かった。

　広告掲載件数をメディア別に見ると、有料求人情報誌3万8871件(31.5％増）、フリーペーパー11万1482件 (27.0％増)、折込求人紙5万2570件(44.4％増)、求人サイト19万3010件(2.3％減)となっている。求人サイトは2カ月続けて減少した。

　地域別に見ると、北海道・東北1万6957件（前年同月比23.2％増）、関東・甲信越6万2566件（同30.5％増）、中部・北陸3万1582件（同32.0％増）、近畿5万5373件（同29.6％増）、中国・四国2万1606件（同71.2％増）、九州・沖縄3万4839件（同23.6％増）。

　また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者136人から回答を得た「ウォッチャー調査」によると、2010年12月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負でいずれも前回調査（2010年9月）から低下した。

　一方、求人意欲の先行き（3カ月後の求人意欲）では、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも前回調査から上昇しており、求人メディア担当者は求人意欲の高まりを見込んでいる。

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