因縁のリョートを倒し、UFC世界ライトヘビー級王者となったマウリシオ・ショーグン・フア。王座戴冠以来、10カ月目の初防衛戦に挑む

写真拡大

4日(火・現地時間)ズッファより、UFC128「SHOGUN VS EVANS」開催が正式発表された。3月19日(土・同)にニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで行われる同大会のメインイベントは、大会名にもなっているUFC世界ライトヘビー級選手権試合=マウリシオ・ショーグン×ラシャド・エヴァンスの一戦だ。

当初の予定では、11カ月振りのUAE大会になるという情報もあった同大会だが、結局のところニューアークに落ち着いた。昨年5月8日のUFC113で、リョート・マチダを破り新王者となったショーグン、同29日のUFC114でランペイジ・ジャクソンから勝利を挙げたエヴァンスともに、約11ヶ月ぶりのオクタゴン登場ということになる。

もともとランペイジに勝った直後に、ダナ・ホワイトに次期挑戦者として明言されていたエヴァンスだが、ショーグンのヒザの負傷と手術、その回復を待ち、 10カ月のブランクとなってしまった。この間もESPNのインサイドMMAなどに頻繁に出演し、TUFコーチ役以来の知名度の高さを維持してきた。互いに長いインターバル明け、特に王者ショーグンはヒザのコンディションにも左右される一戦となりそうだ。

セミには“カリフォルニア・キッド”ことユライア・フェイバーのUFCデビューも決定、リムーア時代に初代WEC世界バンタム級王者になっているエディ・ワインランドと対戦する。

ズッファWEC時代の到来とともに、チェイス・ビービに王座を明け渡したワインランドだが、その後、ローカルショーを経てWECに復帰すると、ハニ・ヤヒーラ戦で黒星を喫したあとは、現在4連勝中だ。

フェザー級初期のような活きの良さをUFCで見せることができるか。11月に日本の水垣偉弥を下し、バンタム級デビューを飾ったユライア、ドミニク・クルーズへの挑戦権を得るためにも確実に勝利を手にしておきたい一戦。フェザー級王者ジョゼ・アルドが早々の負傷欠場となっており、軽量級に門戸を開いたズッファ的にも、ユライアの王座獲りに関して遠回りは避けたいところだ。

なお、同大会ではバンタム級出場選手は当然として、ライト級でもWECからカメル・シャロルスとアンソニー・ジョグアーニが出場、厳しいサバイバル合戦に足を踏み入れることになる。

1月1日のUFC125を皮切りに、22日のUFNテキサス大会、2月5日と27日にベガスとシドニー。そして3月は3日にテネシーでVersus大会、 19日の同大会翌週26日にはUFNがワシントン州シアトルに初上陸するなど、3カ月で7大会、年回28大会開催ペースとなっているUFC。8月のブラジルだけでなく、アジアではマカオ進出の噂もあり、また一歩ワールドワイド化を図る2011年となりそうだ。
対戦カード&詳細はコチラ

ヒョードル参戦決定!! ワールド・ヘビー級GP開催
アリスター・オーフレイムが語った、“2010−2011”
メインは熱戦ドロー、五味がまさかの一本負け