広州アジア大会で17日、台湾の女子テコンドー選手である楊淑君選手が失格となった事件が台湾で反韓感情を急速に呼び起こしている。新華社通信は23日、「台湾では韓国製品のボイコットを呼びかけたり、韓国国旗を燃やしたりする事件が発生している」と報じた。

 新華社通信によると、台湾の一部では、韓国の人気女性アイドルグループである少女時代を持ち出し、「少女時代が謝罪しても許さない」との声があがっているが、韓国ネットユーザーは「台湾人はなぜ少女時代を持ち出したのだ?」と逆に抗議しているという。

 楊淑君選手は予選の試合中、着用していた足防具が規定に違反していると指摘され、反則負けの裁定を下された。優勝候補とみなされていた楊淑君選手は試合を圧倒的にリードしていたが、試合途中で規定違反となり、反則負けとなった。

 楊淑君選手の反則負けに対し、台湾の人びとは大きな不満をいだいたが、不満は徐々に反韓感情を膨らます結果となった。韓国製品に対するボイコットの声や、パフォーマンスとして韓国国旗を燃やしたり、韓国人学校にタマゴが投げつけられたりする事件に発展している。(編集担当:畠山栄)



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