バルサの新たな時代が幕を開ける。13日、会長選挙が行われ60%以上のソシオ票を集めたサンドロ・ロセイ氏が新会長に選ばれた。7年間のラポルタ政権に終止符が打たれ、ラポルタ会長の下で副会長も務めていたサンドロ・ロセイ氏がついに会長の座に上り詰めた。

 ナイキ社で勤めていた時代にブラジル代表との関係も深かったサンドロ・ロセイ氏は、ロナウジーニョのバルサ移籍にも貢献。デコやマルケスの獲得にも関わったとされバルサの一時代を築いた基盤を作り上げたことでも知られている。
ラポルタ会長も当時は絶対の信頼を置いていたが、方向性の違いから亀裂が生じ、最終的にサンドロ・ロセイ氏が辞任する形となった。

 その後は完全にバルサとは関係を持たずに沈黙を保ち続けた。選挙戦開始からは、ラポルタ会長の継承派とされるジャウマ・フェレール氏、元マーケティング部長として共にラポルタ会長の下で働いたもう一人の候補者マルク・イングラ氏等の対抗馬からの厳しい批判に耐え抜き見事な当選を果たした。

 サンドロ・ロセイ氏の改革が始まるバルサ。フットボール部門の成功をこのまま維持していくことができるか。まずは、チキ・ベギリスタイン氏の契約更改をどうするかに注目が集まる。

(スペイン通信)