南アフリカW杯でブラジル代表と並び、優勝候補筆頭に挙げられているスペイン代表がついに最終調整を開始した。ビクトル・バルデス、ハビ・マルティネス、ペドロを含めた23選手は、1時間程度だがラス・ロサスで体を動かした。

 別メニューの調整を続けるのがリバプールのフェルナンド・トーレス。ジムでトレーニング後にフィジカルトレーナーと個別メニューをこなした。一方、アーセナルのセスクは、全体練習に加わり、ボールを使ったトレーニングでも他選手と同じリズムでメニューをこなし、完全復帰をアピールした。

 また、W杯の背番号も確定している。アルビオルが普段付けていた2番は、ペドロが引き継ぎ、アルビオルは18に変更。アルベロアはグイサが付けていた17番を選んだ。フェルナンド・ジョレンテは、マルコス・セナの19番、ビクトル・バルデスは12番に決まった。フアニート、サンティ・カソルラが付けた20番は、ハビ・マルティネスに渡っている。

 怪我人がシーズン終盤に続出し、心配されていたスペイン代表選手のコンディションだが、フェルナンド・トーレス以外は全体練習で調整を続けられる程、各選手がW杯に向けて照準を合わせて来た。ついに動き出したスペイン代表。ヨーロッパチャンピオンとして臨むW杯優勝への戦いが始まる。

(スペイン通信)