11日にFIFAの指示通り、W杯の予備登録メンバー30人を発表したフランス代表のドメネク監督。18日からアルプスのティーニュで行なう合宿には、この中から24人を連れていくことになっており、前日の17日にそのリストを発表した。

 第3ゴールキーパーには、これまで同様、セドリック・カラソ(ボルドー)が選ばれ、ミカエル・ランドロー(リール)の代表復帰はならなかった。ランドローはユーロ2008でも最終選考で落選しており、今回も「期待はしない」と語っていた。

 ディフェンスは、センターバックの控えをアディル・ラミ(リール)とマルク・プラニュス(ボルドー)が争ったが、初招集のプラニュスが残った。右サイドバックの控えは、これまでコンスタントに招集されてきたロッド・ファニ(レンヌ)が落ち、アントニー・レヴェイエール(リヨン)が4年半ぶりに返り咲いた。

 フォワードの当落線上には、マルセイユのマチュー・ヴァルブエナとハテム・ベン・アルファがいたが、ドメネク監督は代表未経験のヴァルブエナを選択。ベン・アルファもユーロ2008につづく最終選考での落選となった。

 残る2人の落選者は、19歳のヤン・エムヴィラ、ジミー・ブリアンと予想通り。ファニと合わせてレンヌからの候補は3人全員が落選したことになる。

 最終メンバー23人の発表は6月1日。合宿に参加するのがひとり多いのは、センターバックのウィリアム・ギャラス(アーセナル)のケガの回復に不安があるためだ。ギャラスがOKとなると、プラニュスとセバスチャン・スキラチ(セビージャ)が残る1枠を争うことになる。

 ほぼ最終メンバーとなるフランス代表のW杯合宿参加者24人は以下の通り。
GK
セドリック・カラソ(ボルドー)28歳、0試合
ユーゴ・ロリス(リヨン)23歳、9試合
ステーヴ・マンダンダ(マルセイユ)25歳、12試合

DF
エリック・アビダル(バルセロナ=スペイン)30歳、45試合
ガエル・クリシ(アーセナル=イングランド)24歳、3試合
パトリス・エヴラ(マンチェスターU=イングランド)28歳、27試合
ウィリアム・ギャラス(アーセナル=イングランド)32歳、78試合(4ゴール)
マルク・プラニュス(ボルドー)28歳、初
アントニー・レヴェイエール(リヨン)30歳、5試合
バカリ・サニャ(アーセナル=イングランド)27歳、17試合
セバスチャン・スキラチ(セビージャ=スペイン)29歳、18試合

MF
アブー・ディアビ(アーセナル=イングランド)23歳、2試合
アルー・ディアラ(ボルドー)28歳、24試合
ラサナ・ディアラ(レアル・マドリー=スペイン)25歳、27試合
ヨアン・グルキュフ(ボルドー)23歳、17試合(1ゴール)
フロラン・マルダ(チェルシー=イングランド)29歳、51試合(3ゴール)
ジェレミー・トゥララン(リヨン)26歳、31試合

FW
ニコラ・アネルカ(チェルシー=イングランド)31歳、64試合(14ゴール)
ジブリル・シセ(パナシナイコス=ギリシャ)29歳、38試合(9ゴール)
アンドレ=ピエール・ジニャック(トゥールーズ)25歳、10試合(4ゴール)
シドネー・ゴヴ(リヨン)30歳、43試合(10ゴール)
ティエリ・アンリ(バルセロナ=スペイン)32歳、118試合(51ゴール)
フランク・リベリ(バイエルン・ミュンヘン=ドイツ)27歳、42試合(7ゴール)
マチュー・ヴァルブエナ(マルセイユ)25歳、初