CL敗退で今シーズン唯一のタイトルであるリーガに集中することになったバルサ。インテル戦後にいきなり難敵ビジャレアルとの対戦を迎えた。CL圏内を目指す好調のビジャレアル相手にイブラヒモビッチは控え、ボージャンがFWに入った。

 前半チャンスを迎えたのはホームで戦うビジャレアル。チーム得点王のニウマールの突破でバルサゴールを脅かした。ピンチを乗り切ったバルサは少しずつペースを掴みだす。いつも通り中盤でリズム良くボールが回り出すと試合は完全にバルサのものとなる。

 18分にメッシがゴールを決めると、ビジャレアルは防戦一方になる。前線からペドロ、メッシ、ボージャンがプレッシャーを掛け、高い位置でボールを奪い、ポゼッションの繰り返し。33分には怪我で出場が危ぶまれていたチャビのFKで追加点。効果的にバルサがリードを広げた。

 前半終了間際にはボージャンがディフェンスラインをうまく掻い潜り3点目。前半で試合を決めた。後半、ジョセバ・ジョレンテのゴールでビジャレアルは1点を返すが、バルサは相手へのプレッシャーを緩めず、最後はメッシが駄目押し点を決めて貴重な勝ち点3をエル・マドリガルでもぎ取った。リーガ連覇にまた一歩近づいたバルサ。R・マドリーとの優勝争いは続く。

(スペイン通信)