全国求人情報協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者151人から回答を得た「ウォッチャー調査」によると、3月の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負でいずれも前回調査(09年12月)から上昇。特にアルバイト・パートの求人意欲が伸びた。

 求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)では、正社員と派遣・業務請負はさらに改善、アルバイト・パートはほぼ横ばいと予測している。

 3月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比3.9%減の51万9627件となった。求人サイトは5カ月連続で前年同月比プラスを維持し、有料求人情報誌も前年同月比プラスに転じた。

 各メディアの件数は、有料求人情報誌5万2728件(前年同月比1.3%増)、フリーペーパー15万2551件(同23.6%減)、折込求人紙7万4319件(同25.0%減)、求人サイト24万29件(同26.3%増)となっている。

求人広告の回復基調続く、求人サイトは4カ月連続で前年同月比プラスを維持(2010-03-26)
求人広告に回復のきざし、前年同月比マイナス幅が縮小(2010-02-26)
不況時代の転職時の企業選びの基準 年収重視が上昇(2009-12-21)

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