史上初のフランス勢同士の対決となったチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝が7日にセカンドレグを迎える。

 ホームで3―1と先勝したリヨンが圧倒的に優位だが、相手のボルドーは、リヨン8連覇の夢を砕いた昨シーズンのフランス王者。ここ最近の低迷を脱するべく捨て身で襲いかかってくれば何が起こるかわからない。

 そんな中、“札束攻勢”で選手の士気を盛り上げようとしているのが、リヨンのオラス会長だ。レキップ紙によると、会長はチームがCL準決勝進出を果たした場合、選手ひとり当たりに10万ユーロ(約1250万円)のボーナスを支給するとぶち上げた。

 ちなみにリヨンの選手たちは、すでにレアル・マドリーを破っての準々決勝進出で、8万ユーロ(約1000万円)のボーナスを手中にしている。

 オラス会長にしてみれば、クラブ史上初のCLベスト4入りという悲願を達成するには、決して高くない出費なのだろう。このあたりはフランスでもっとも裕福なクラブであるリヨンならではの措置で、予算が3分の2以下とされるボルドーにはとても真似のできない芸当だ。