ウィルソン・ラーニング ワールドワイド(東京都中央区、森捷三代表)は、組織の課題を明らかにし、業績向上に向けた的確な問題解決法をすばやく導き出すための診断ツール「SOA(Sales Organization Assessment):営業組織診断」をリリースした。

 同社は、「組織における営業力」を強化するためには、営業戦略の明確なブレークダウン、営業管理者の的確な指導・支援が重要な要素と考えており、営業組織そのものの課題に目を向けなければ、いくら営業担当者のスキル向上を図っても成果には結びつかない恐れがあるため、新たな診断ツールを開発。

 同ツールでは、「戦略・システム・行動」の“観点”と、組織の「営業統括者、マネージャー、営業担当者」といった“役割”の2つの評価軸を組み合わせた9つのセルを用いて、会社の業績を支える「営業組織力」についての課題解決を示す。

 診断を通じて、組織における3つの“観点”の浸透状態と3つの“役割”における戦略遂行状態を把握することができ、役割間での情報共有が可能となる。また、販売促進、人材育成、組織風土の視点から組織成長のための課題を導くこともできる。

 水谷恵子同社コンピテンシー&メジャメント部長は、「診断を通じて、現状の組織営業力や弱点を知り、どのような支援が必要であるか、次に打つべき手は何かを考えるきっかけを提供します。直近の課題と中長期的に取組むべき事柄を見定めながら、より高いパフォーマンスに繋げていくことが重要です」と話している。

ウィルソン・ラーニング ワールドワイド

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