「ハ〜イボ〜ル、ハ〜イボ〜ル♪」。ディズニー映画・白雪姫の劇中歌をナインティナインの岡村隆史が大航海時代風の帆船の上で高らかに歌うCM。キリン・「世界のハイボール」だ。

 ・・・しかし、商品は 「樽熟成ウィスキーソーダ」と「樽熟シェリーソーダ」。ちょっと待て。「ウィスキーソーダ」は確かにハイボールそのものだ。だが、「樽熟シェリーソーダ」はないだろう!と突っ込みを入れてみたくなる。・・・だが、この展開、実は根っこが極めて深いのだ。

 キリンのWebサイトで商品を確認してみる。
 <アメリカ ケンタッキー州 ウィスキー 「樽熟成ウィスキーソーダ」・原材料:ウォッカ・ウィスキー>とある。ウォッカがかなり気になるが、ウィスキーはケンタッキー州ならバーボンだろう。バーボンのハイボール。これは、OK。
 <スペイン アンダルシア地方 シェリー「樽熟シェリーソーダ」・原材料:ウォッカ・シェリー>。ちょっと待った!シェリーは、熟成酒精強化ワインだ。ウィスキーとは違う。
 両商品を買って確認してみると、缶の印刷に<ウォッカとソーダでつくったクリアハイボールに、樽熟成したウィスキー(シェリー)を加えて仕上げました>とある。つまり、ウィスキーもシェリーも「フレーバー」に過ぎないのだ。

 キリンは次のように述べる。<新ハイボールの提案:日本では、ハイボールとはウイスキーをソーダで割ったものという認識が一般的です。「キリン 世界のハイボール」は本来のハイボールの意味であるスピリッツ(蒸留酒)をソーダやトニックウォーター等の炭酸飲料等のアルコールの含まれていない飲料で割ったものをご提案いたします。>


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