今回の【ドラマの女王】は、KAT-TUN亀梨和也主演『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系)。昨年の『神の雫』の視聴率不振でドラマ打ち切りどころか日テレ火曜10時のドラマ枠ごとどこかへやってしまった亀ちゃん。懲りもせず、今度はTBS系金曜10時枠で主役を張るそうな。でも、記者の悪い予感的中。第一回を見る限り、今度も亀梨が何かかわいそうな事になっているよう。

昨年、記者が選んだベストドラマは何といってもTBS系『スマイル』(松本潤主演)。開始から1、2回は、あんまりに悲惨な主人公の境遇にただボーっと見てしまったけれど、回を重ねるごとにドラマティックな展開に惹きつけられ、「生きる幸せ」を考えさせられた。視聴率は振るわなかったけれど、内容的には出演者が誇れる作品。TBSの金曜10時枠らしい重厚なドラマだった。

そんなTBSの金曜10時枠が2010年、何かおかしい。

『ヤマトナデシコ七変化』はキョンキョンのヒット曲を題名に据えた、少女マンガが原作。豪華な洋館に美少年4人(プラスこども店長)が共同生活し、そこに現れた謎の多いネクラ少女を素敵なレディにするという、好きな人には"どストライク"なお話。でも、日テレ「野ブタをプロデュース」よりも、自局の「花より男子」よりも内容が薄く、まさに「イケパラ」や、『アタシんちの男子』『オトメン(乙男)』といったフジテレビ系のノリを目指している。しかしTBSがフジのように上手くハジケられるワケもなく、どうにも「ちぐはくなセンス」が光っている。

まず、顔が引きつった亀梨と、ビビリの手越祐也と、パッとしない内博貴(ジャニーズJr.)と、老けてる宮尾俊太郎(米倉と踊ってたバレエの人)の、「プチF4」がカッコよくない。しかも、彼らが白い衣装で歌い踊るオープニングは、レベル低めの東方神起のようだ。いいとこナシである。ドラマの内容もドタバタ一色。ホラー少女のスナコを演じる大政ちゃんは可愛いけれど、このキャラは「野ブタをプロデュース」の堀北のキャラと同じ。高島礼子は『アタシんちの男子』にも出てた。そして、こども店長は『任侠ヘルパー』の草なぎにされていたのと同じように、亀梨にホッペ掴まれて唇をとがらせている。何もかも見たことあるぞ。まるでデジャブ。

これが、フジテレビ火曜10時とか、日テレ土曜10時とか、NHK教育夕方6時などだったら許せるが、曲がりなりにもTBSの金曜10時。いい大人が毎週末これを見るのはかなりキツイ。いくらバレンタインが近いからって、こんなドラマでいいのかTBS。とても『スマイル』と同じ枠とは思えない。マジメに作っても視聴率が稼げなかったとはいえ、ひどいプライドの捨てようだ。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)

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