ユーロ2008の優勝を決定したウィーンでオーストリア代表と親善試合を行ったスペイン代表。親善試合にも関わらずデル・ボスケ監督は、カシージャス、シャビ、ビジャ、イニエスタ、シルバなどすでに南アW杯を見据えての調整か、普段のスタメン組を起用。前半早々にオーストリア代表にゴールを許すも、セスクのゴールですぐに追いつく。その後も完全にゲームを支配したスペイン代表が1−5で勝利を挙げた。

 後半こそユーロ2008以降にメンバー入りしているネグレド、パブロ・エルナンデス、ヘスス・ナバスといった選手を投入したが、前半の退場処分により一人少ないオーストリア代表を圧倒した。対アルゼンチン代表戦ではカシージャスが代表100試合出場の記録を樹立したが、この試合でも新たにレコードが生まれた。この試合フル出場を果たしたアルビオルが、21戦出場21勝の代表記録を達成した。

 また、アルビオルはスペイン代表デビュー以降20戦連続勝利とこちらも代表記録。2007年10月13日のデビュー以降、スペイン代表が勝てなかった2試合は招集メンバー入りしたがプレーはしていない。ユーロ2008、コンフェデレーションズカップにも出場したアルビオル。W杯のメンバー入りもほぼ確実だ。強運の持ち主アルビオルの代表における連勝記録はいつまで続くだろうか。

(スペイン通信)