W杯本戦出場をかけたアイルランド戦を2日後に控えた16日、MFラサナ・ディアラ(レアル・マドリー)がフランス代表の練習を欠席し、1日を休養に充てた。レキップ紙が報じた。

 レアルで不可欠の存在として活躍するディアラは、代表合宿の開始と同日の10日にもスペイン国王杯に右サイドバックとして出場。この2週間で、スペインの国内リーグ2試合、欧州チャンピオンズリーグ、国王杯、代表戦とめまぐるしく5試合をこなしてきた。現在トップレベルとしては世界でもっとも忙しい選手のひとりといえる。

 ただでさえトゥララン、ディアビと2人のMFをケガで欠くフランスとしては、頼みのディアラにケガをされては困る状況だ。14日のアイルランド戦でベンチに残ったムサ・シソコ(トゥールーズ)はどちらかといえば司令塔的な役割で、出場した2人のディアラの控えとなる守備的MFはいない。本来なら追加招集するべきところだが、ドメネク監督が動こうとしないのには首をかしげざるを得ない。