CL対ルビン・カザン戦を迎えるバルサ。ロシアのカザンでのアウェイゲームとなるが心配されるのは選手の調子でも怪我でもなく寒さである。マイナス10度の中で寒さに慣れないバルサの選手がどれだけ動けるかが勝負の鍵となる。

 勝ち点4でバルサ、ディナモ・キエフ、ルビン・カザンの3チームが並ぶ苦しい展開。もし敗れればグループリーグ突破も危うくなる状況だが、エースのメッシは、「これが最後の決勝戦でもなんでもない」と余裕のコメントだ。相手にとって有利となる気候については、「冬は最悪だな」とさすがになかなか体験できない寒さに嫌気がさしているようだ。

 しかし、試合となれば寒いとも言っていられないが、「寒さもグランド状態についても考えていられない。対ルビン・カザン戦第1戦よりも少しつきがあるといいね。明日が決勝戦になるとは思わないが、勝てば楽になるのは間違いない」と試合に集中している。

 「落ち着いてプレーして、いつものようにプレーすればタイトル奪取に近づいていけるはず。誰かに何かを今さら見せつける必要はない。自分達ができることは分かっている」とエースらしい頼もしいコメントを残したメッシ。寒さの中でもバルサのサッカーができるのか。難敵との対戦を迎える。

(スペイン通信)