レキップ紙によると、アーセナルの左サイドバック、ガエル・クリシが背骨の疲労骨折により1ヶ月戦列を離れることになった。これにより、11月14日と18日に予定されるW杯予選プレーオフに出場できなくなる。

 フランス代表のドメネク監督は5日にメンバーを発表するが、クリシの欠員を誰で埋めるかが注目される。このところ代表の左SBは、マンチェスター・ユナイテッドのバトリス・エヴラがレギュラーを確保している。そのほかにはバルセロナのエリック・アビダルがいるが、代表ではセンターバックとして起用されることが多い。

 その場合、左SBの控えとして、ボルドーのブノワ・トレムリナス(23)が初招集される可能性がある。トレムリナスは昨シーズン頭角を現してレギュラーに定着し、今季も成長著しく、チャンピオンズリーグ(CL)でも非凡なプレーを見せる注目株。フランス代表で同じポジションを務めた現解説者のビシェンテ・リザラズ氏がリーグ・アンでイチ押しする左SBだ。

 アビダルを左SBで起用する場合は、センターバックの控えが必要になるが、ここでも同じボルドーのマルク・プラニュス(27)にチャンスがある。ASローマのフィリップ・メクセスはドメネク監督と相性が悪いことで知られ、およそ5ヶ月にわたり招集を受けていない。

 いずれにせよ、ドメネク監督は3日のCLバイエルン・ミュンヘン対ボルドー戦に熱い視線を注ぐことになりそうだ。