リヴァプールのGKペップ・レイナが0−1で敗れたサンダーランド戦の決勝ゴールについて、赤いビーチボールに気を取られたことを認めた。

サンダーランドのFWダレン・ベントが放ったシュートはペナルティエリアにあったビーチボールに当たって、ゴールに吸い込まれていった。

公式ルールではこのゴールは認められず、ドロップボールでリスタートされるべきだったが、主審はビーチボールに当たってボールのコースが変わったことに気づかずにゴールを認めた。

レイナはスペインのラジオ局とのインタビューで次のように話している。
「ほんとうに運が悪かったよ。サッカーボールを見失って、赤いビーチボールの方に目が行っていたんだ。彼がシュートしたとき、赤いボールが近くにあったから本能的にそっちに飛んだ。そうしたら、もう一方のボールが僕の横を通り過ぎていったのさ。一瞬の出来事だった。こんなことは生まれて初めてだ。なす術がなかったよ」
「いろんなことが頭を駆け巡ったが、ゴールが取り消されることはないと思った。僕らはルールを知らなかったんだ。さもなければ、みんなで抗議していたさ。だからこそ、主審のミスは重大だ。ルールを把握するのは彼の仕事だものね。今は笑っていられるけれど、あの日の僕らは本当に辛い思いをしたんだ」