バルサのカンテラ育ちでもあるアーセナルのセスクをバルサはどうしても呼び戻したいようだ。アーセナルのベンゲル監督はこの件についてかなり怒りを露にして、「シーズンを前にして誰が選手を放出するというんだ」とバルサに対し語っていたのはつい最近のこと。それでもバルサはセスク獲得を諦めていないようだ。

 ラポルタ会長は、Sky Sportsの中で、「迷惑をかけていることは謝りたい。しかし、セスクの例は我々にとっても特別なものである」と語っている。ラポルタ会長、グアルディオラ監督、チキ・ベギリスタイン強化部長の間では来シーズンからセスクをバルサでプレーさせることで同意しているようだが、アーセナルの今シーズンの出来次第では冬の移籍市場が開かれると同時に獲得に動く可能性もあるという。

 アーセナルがプレミアリーグ、CLで不調となればセスク退団の可能性は広がってくる。バルサはそれを見逃すまいとセスクを追い続けるようだ。セスク自身、これ以上アーセナルでタイトルが獲得できないとなれば、古巣のバルサでプレーする意志はもちろん強いはず。メッシ、ピケそしてセスクと黄金の87年生まれ世代がトップチームで揃って活躍する日は近付いているのかもしれない。

(スペイン通信)