アイルランド合宿中のR・マドリーは、プレシーズンの初戦を１−０の勝利で飾った。シャムロック・ローバーズを相手にC・ロナウド、ベンゼマがデビュー。前半はC・ロナウドが右サイドに入りチャンスメイク、自らシュートを狙うなど積極的なプレーを見せた。

　一方、ベンゼマは後半からFWの位置に入りファン・デル・ファールト、スナイデルといった中盤の選手とコンビプレーを見せ、攻撃のリズムを作り出した。そのベンゼマが86分、唯一のゴールとなる決勝点を叩き込みR・マドリーが勝利した。

　前半、左サイドバックを務めたマルセロはベンゼマについて、「ゴール前で力を発揮する選手。ファン・ニステルローイとも話していたんだけど、簡単にシュート態勢に入ることができるし、パスでもチームを助ける働きができる」と絶賛した。

　ベンゼマは憧れの選手としてR・マドリーに所属していた現コリンチャンスのロナウドを挙げたがこれについてマルセロは、「ロナウドと比べるにはまだベンゼマは若すぎる。ロナウドはすでに全てを獲得した選手。もちろんロナウドのようになる実力は持っているが、比べるのは早すぎる」と語った。

　幸先の良いスタートを切ったベンゼマ。R・マドリーの新ゴールゲッターは今シーズンどんなプレーを見せてくれるだろうか。

（スペイン通信）