バルサが補強したいポジションの一つ、左サイドバック。シウビーニョが退団し、このポジションを務められるのはアビダル一人となっている。来シーズンはリーガ、国王杯、CLの他にもクラブW杯やスーパーカップなど試合数が増加するため一つのポジションにレギュラークラスの選手を二人ずつは抱えておきたいところだろう。

　その左サイドバック探しでバルサは苦戦を強いられている。デポルから獲得予定のブラジル人サイドバック、フィリペ・ルイスだがいまだにチーム間で交渉が難航。バルサのテクニカル部門はすでに第2候補を探っているようだ。そこで名前が挙がっているのが、コンフェデでもブラジル代表の一員として活躍したアンドレ・サントスだ。

　ブラジルのコリンチャンスでロナウドとチームメイトでもあるアンドレ・サントス。セリエAのASローマも獲得に興味を示している有望株だ。26歳のアンドレ・サントスなら経験も十分。しっかりとアビダルと共にバルサの左サイドバックをこなせそうだ。また、第3候補としてはU-21スペイン代表でも左サイドバックを務めたオサスナのモンレアルだ。オサスナでは、23歳の若さで2シーズン連続レギュラーの座を掴んでいる。

　FWの獲得が急がれるバルサだが、左サイドバックも補強が必須のポジションだ。R・マドリーから遅れているという変な焦りはバルサ内部になさそうだが、そろそろ補強すべきところをきっちりと埋めていきたいところではないだろうか。

（スペイン通信）