すっかり大物選手獲得で新監督のペッジェグリーニの名前は現れないが、カカー、C・ロナウド、ベンゼマといった選手を本当にペジェグリーニ監督が欲しがっていたのかと質問すれば、どんな答えが返ってくるのだろうか？逆に、ペジェグリーニ好みではないカリスマがある選手達がこれまでは入団している。

　ビジャレアルでの監督経験が長いペジェグリーニにとって使いやすい選手はもちろんそのビジャレアルから取ってくるというのが理想だろう。しかし、そこはスペイン。監督は現場監督でしかないのが実状だ。選手を選ぶ権利はあるにしても、クラブ上層部がノーと言えばそれで話は終わってしまう。

　そんな中、ペジェグリーニがよく知りR・マドリーでも十分活躍できる選手の名前が浮上した。サンティ・カソルラだ。昨シーズンの彼の活躍はチーム内に留まらず、スペイン代表でもユーロの優勝メンバーとして堂々のプレーを見せた。その後、怪我で長期戦線離脱を余儀なくされるも復帰してからはペジェグリーニ監督もすぐに彼を起用していた。大物獲得で世界を驚かすのも良いが、そろそろきっちりと駒として活躍できるような選手の獲得も今のR・マドリーには必要ではないだろうか。

（スペイン通信）