8万人が見守る中、ベルナベウで行われたC・ロナウドのプレゼンテーション。この模様はスペイン国内では生中継されていたが、バルセロナではどのように見られていたのだろうか。バルサファンが大半以上を占めるバルセロナにもR・マドリーサポーターは多く住んでいる。しかし、やはり首都と歴史的にも文化的にも“かけ離れた”バルセロナはバルセロナだった。

　昼のスポーツニュース番組では多くをプレゼンテーションの様子に割いていたが、“Cuatro”ではバルセロナの人々にマドリードで起きている選手獲得、C・ロナウドのプレゼンテーションについて質問していた。まず、目立った答えが、「ほとんど見てもいない。別にどうってことはない」というあっさりとした回答だ。次に、「一人の選手のプレゼンテーションのくせに大げさ過ぎる」といった声がほとんどだった。

　その中にも、R・マドリーが動きを見せ、バルサが遅れをとっていることについて触れた人もいて、「マドリードで起きていることが気にならなくはない。ちょっとバルサが遅れを取ってしまっている気がする」という声も聞かれた。しかし、全体的にやはりR・マドリードについては冷めた意見が多かった。そろそろバルサも動きを見せなくてはいけないと思うが、3冠がサポーターにも余裕を与えているようだ。まだまだ、両チームの熱いプレシーズンは続く。

（スペイン通信）