■第5試合 バンタム級/5分3R
チェイス・ビービ vs ウィル・ヒベイロ
×[3R終了/判定]○

アカデミーア・ボクセタイの名称ルイス・アウベスの下でムエタイを学び、名門ノバウニオンとの合同練習で組み技を身につけてきたヒベイロ。対するビービは前世界バンタム級王者だ。その前王者のテイクダウン攻撃をかわし、鋭いパンチをヒットさせるヒベイロは、後ろ回し蹴りやバックブロー、トリッキーなヒジ打ちまで見せる。

さらに飛び前蹴りまで見せたヒベイロは、テイクダウンを奪われそうになるとタイトなギロチンでビービの首を絞めげていく。1Rを失ったビービは、2Rからテイクダウンで反撃開始。ギロチンを仕掛けられても、首を引き抜き、そこからエルボー攻撃で試合を優勢に進めていく。

最終3Rに入ると、両者ともミスを犯したくないためが、動きが慎重になる。一瞬の交錯で、パンチを当てるのはヒベイロ。対するビービは、残り時間1分でテイクダウンに成功する。ここでジャッジに好印象を与えたいビービが、パンチを振りおろすと、ヒベイロも試合終了までガードからパンチを繰り出し応戦。結果、2−1のスピリットでヒベイロがWECデビュー戦で金星を挙げることとなった。「試合は勝っていたけど、判定は自信がなかった」というヒベイロ、バンタム級ではまた面白いファイターがタイトルに絡んできそうだ。

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