ベテラン・パルバーを相手に防衛を果たしたフェイバー。次なる挑戦者は?

写真拡大 (全12枚)

6月1日(日・現地時間)、カリフォルニア州サクラメントのARCOセンターでは『WEC34 FABER vs PULVER』が開催された。

今大会では、WEC世界フェザー級タイトルマッチ、ユライア・フェイバー×ジェンス・パルバーの一戦をメインイベントに、王者ミゲール・トーレスに日本の前田吉朗が挑むWEC世界バンダム級タイトルマッチ、前ライト級王者ロブ・マッカラーの復帰戦と見逃せない戦いが続いた。

メインイベントで行われた、フェイバー×パルバーでは、序盤から勢いに勝るフェイバーが試合を優勢に進めると、2Rには左フックでパルバーからダウンを奪う。しかし、3Rにはパルバーが、左ミドルからのストレートで反撃。その後も、一進一退の攻防が最終5Rまで続く白熱の大熱戦となったが、最後は判定でフェイバーが勝利。MMAキャリア10年、ベテラン・パルバーを退け、王座防衛に成功した。

また、トーレス×前田のタイトル戦は、まさにバンタム級世界最高峰の死闘となった。序盤から、激しく交錯する両者の攻撃は、トーレスが主導権を握りながらも、3Rまで休むことなく続き、最後は、3R終了時に右目が大きく腫れ上がり、完全に塞がった前田に無念のドクターストップが告げられた。それでも、サクラメントのファンからは、敗れた前田にも惜しみない拍手が送られ、両者は健闘を称え合った。王者トーレスは、2月のチェイス・ビービ戦での同王座奪取後、初防衛に成功、防衛ロードを歩み出した。その他、全試合結果は下記の通りとなる。

◇関連リンク
ペケーニョ完敗でブラジル軽量級に世代交代?/WEC34
“米国のKID”ユライア・フェイバー、大会直前インタビュー
“ライト級のパイオニア”ジェンス・パルバー、大会直前インタビュー

WEC FABER vs PULVER 全試合結果


第11試合 WEC世界フェザー級タイトルマッチ/5分5R
【王者】
○ユライア・フェイバー
(アメリカ)
5R終了
判定
詳細はコチラ
【挑戦者】
ジェンス・パルバー×
(アメリカ)
第10試合 WEC世界バンダム級タイトルマッチ/5分5R
【王者】
○ミゲール・トーレス
(アメリカ)
3R終了
TKO
詳細はコチラ
【挑戦者】
前田吉朗×
(日本)
第9試合 ライトヘビー級/5分3R
×チャック・グリスビー
(アメリカ)
1R4分15秒
TKO
詳細はコチラ
マーク・ムニョス○
(アメリカ)
第8試合 ライト級/5分3R
×ケネス・アレクサンダー
(アメリカ)
3R終了
判定
詳細はコチラ
ロブ・マッカラー○
(アメリカ)
第7試合 ライト級/5分3R
○ドナルド・セラーン
(アメリカ)
1R30秒
腕ひしぎ十字固め
詳細はコチラ
ダニー・カスティーリョ×
(アメリカ)
第6試合 フェザー級/5分3R
×ジェフ・カーラン
(アメリカ)
3R終了
判定
詳細はコチラ
マイク・ブラウン○
(アメリカ)
第5試合 バンタム級/5分3R
×チェイス・ビービ
(アメリカ)
3R終了
判定
詳細はコチラ
ウィル・ヒベイロ○
(ブラジル)
第4試合 ミドル級/5分3R
○ティム・マッケンジー
(アメリカ)
3R40秒
ギロチンチョーク
詳細はコチラ
ジェレミー・ラング×
(アメリカ)
第3試合 ウェルター級/5分3R
○アレックス・セルジュコフ
(ロシア)
1R終了
TKO
詳細はコチラ
ルイス・サッポ×
(ブラジル)
第2試合 フェザー級/5分3R
×アレッシャンドリ・ノゲイラ
(ブラジル)
2R3分22秒
TKO
詳細はコチラ
ジョセ・アルド○
(ブラジル)
第1試合 バンタム級/5分3R
×チャーリー・バレンシア
(アメリカ)
3R終了
判定
詳細はコチラ
ドミニク・クルーズ○
(アメリカ)