農林水産省

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 福井県越前町は24日、ふるさと納税の返礼品について、「越前がに」の加工品の一部に規定以上の水がにが混入していたと発表した。

 町は10月から当面の間、返礼品のカニは越前がにに限らず、すべて取り扱いを休止する。農林水産省は24日、町に対し、再発防止などを求める措置命令を出した。

 越前がには2018年、地域の特産品を知的財産として保護する農水省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。水がには脱皮直後のズワイガニのことで、越前がにではない。価格は越前がにより安い。

 町によると、町内の水産加工会社1社が20年9月~今年4月に返礼品として提供した「甲羅盛り」など越前がにの加工品2種類に、水がにが半分以上混入していた。GIの使用に関する国のガイドラインは、加工品には「(原材料が)過半の量を占めている」必要があると規定している。

 農水省が地理的表示法に基づく措置命令を出すのは今回が3例目で、自治体が受けるのは初めて。返礼品の表示責任は自治体にある上、町が制度を正確に理解せず適切な対応を取らなかったことから、町に措置命令を出したという。町によると、20年9月以降、2種類の返礼品には4716件の寄付があり、寄付額は計1億665万円。町は順次、寄付者に謝罪し、補償については今後検討するという。