「最後の必要ある?」「あれはよくない」霧島、熱海富士を撃破も取組直後の振る舞いには疑問の声も

大関・霧島(音羽山)が関脇・熱海富士(伊勢ヶ濱)を寄り切って6勝目(5敗)を挙げた一番は、先場所の白熱ぶりを再現したかのようなアツい取組となった。一方では決着後、霧島の熱海富士に対する振る舞いに「最後の必要ある?」「あれは良くない」など困惑の声が広がった。
十日目で5敗目を喫して綱とりが絶望的となった霧島。負け越しの可能性もある中、連敗は許されない十一日目の相手はここまで対戦成績9勝3敗と大きく勝ち越している熱海富士。
最初の立ち合い、熱海富士がふわっと立ってつっかけてしまい不成立に。二度目の立ち合いは成立。踏み込んだ霧島が右を差して胸を合わせると一気に前へ。霧島はそこから左右のまわしを引き付けると、危なげなく198キロの巨体を寄り切った。
と次の瞬間、気になるシーンが。既に土俵を割っている熱海富士に対して、霧島が突き放すような振る舞いを見せ、熱海富士は土俵の端っこまで後退。大関昇進の目安とされる“三役で3場所33勝”に到達する今場所目安12勝まで負けが許されなくなった熱海富士は、悔しそうな表情を浮かべた。
霧島が熱海富士に圧勝も取組後の振る舞いが話題に

取組についてABEMA解説を務めた元関脇・嘉風の中村親方は「これまで(熱海富士が)積み上げてきた8個の白星のような勝ち方では、霧島にはちょっと勝てなかったですね。それだけ霧島が熱海富士に力を出させなかった。この重さを出させませんでしたよね。すぐもろ差し、すぐさま寄ってって相手を起こす。最後右四つになりましたけど、得意の左の上手いいとこ引いてますし」と切り出すと「常に相手がのけぞるような。熱海富士が前傾していると重さが生きるんですけど、当たったあと浅く二本差してそのあとの左の、右四つになったところのここも、終始こう熱海富士が、のけぞるまではいかなくても上体が起きてますよね。こういう動きにしたので。あと(熱海富士の)苦し紛れの右の巻き替えですね。巻き替えに乗じて一気に出るというのは相撲のセオリーなんで。実際に巻き替えに来たところで上手の引きつけ、あと熱海富士の重さを感じなかったと思うんですよね。だから霧島が上手く取ったと言うか、まぁ相性もあると思うんですよね。熱海富士の良さを本当に全く出させなかった霧島が強かったですね」と丁寧に解説した。
この両者、先場所中日に対戦した際には、熱海富士が霧島に押し出される際に霧島の頭をおさえつけるような形になったためか、土俵を割った熱海富士に霧島が歩み寄ること、その距離30センチ。当時解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏が「おお、怖いな」と驚いた様子でこぼしたほどだった。
そんな経緯もあってか、取組後の様子にABEMAファンも反応。「最後のドンはやりすぎ」「最後は良くない」「最後押す必要ある?」などの声が寄せられた格好だ。さらにXでも「霧島、熱海富士に対して当たり強くない?」「この前は睨み今日はダメ押し」といった反応に加え、熱海富士ファンからは「う、うーん。最後のトドメ。あたみん 明日からまた切り替えて頑張るんだよ」といった励ましも届いていた。なお、熱海富士は8勝3敗となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)
