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台風25号による記録的な大雨で、千葉県を中心に各地で甚大な被害が出ています。千葉県佐倉市では大規模な冠水が発生したほか、土砂崩れなどによりこれまでに4人が死亡、6人が行方不明となっています。

■千葉・佐倉市で床上浸水300棟 高崎川が氾濫

台風から一夜明け、千葉県佐倉市で大規模な冠水が明らかになりました。
市内を流れる高崎川は昨夜、氾濫し、警戒レベル5相当の氾濫発生情報が出されました。
一夜明けたけさの時点でも、橋の高さすれすれまで濁流が迫っています。
千葉県によると、午前11時時点で県内の床上浸水は325棟にのぼり、そのうち300棟が佐倉市に集中しています。

■市原市で高齢者施設180人孤立 各地で土砂災害も

被害は各地に広がっています。東京・目黒区では住宅街の壁が幅16メートルにわたって崩れました。
千葉県市原市では土砂崩れにより、高齢者施設の180人が孤立していることがわかりました。ケガ人はいないということです。
君津市では中古車販売店で大量の車が土砂に埋もれました。
このほか、神奈川県鎌倉市でも冠水が発生するなど被害が相次いでいます。
国土交通省によると、午前7時時点で土砂災害は千葉県で17件、神奈川県で9件確認されています。

■死者4人、行方不明者6人 土砂崩れに巻き込まれる

今回の台風では、これまでに4人が死亡しています。警察などによりますと、
神奈川県横須賀市では住宅裏山の土砂が約2メートル崩れ、住人の64歳の女性が巻き込まれ死亡しました。

千葉県袖ケ浦市では、51歳の男性が道路の復旧作業中に重機ごと土砂崩れに巻き込まれて川に転落し死亡しました。
また、山武市の70代の女性と鴨川市の80代の女性が、土砂崩れによる家屋の倒壊に巻き込まれ亡くなりました。
このほか、神奈川県三浦市や千葉県鴨川市などで6人の行方が分からなくなっており、いずれも土砂崩れが原因とみられています。

■伊豆大島で832ミリ 19地点で観測史上最大の雨量

台風25号は記録的な大雨をもたらしました。活発な雨雲が関東の東に抜けていった22日午前0時までの48時間雨量では、
千葉県を中心に19の地点で観測史上最大を記録しました。

警戒レベル5の緊急安全確保が出された東京・伊豆大島では832ミリに達し、これは平年9月の1か月分の約2.5倍。
このほか、神奈川県三浦市で365.5ミリ、千葉県佐倉市で377.5ミリと、
いずれも平年の月間雨量の約1.8倍の記録的な大雨となりました。

■「重ねるハザードマップ」で事前のリスク確認を

自宅や職場まわりの災害リスクを事前に知るためには、「重ねるハザードマップ」の確認が有効です。
例えば、土砂災害が相次いだ神奈川県横須賀市周辺では、赤色で示される「土砂災害特別警戒区域」と、黄色で示される「土砂災害警戒区域」がわかります。
特に赤色のエリアは住民に著しい危害が出るおそれがあるとされ、いずれのエリアも大雨の際には早めに命を守る行動が必要です。

今後、金曜日にかけては天気の大きな崩れはない見込みですが、記録的な大雨によって地盤には多くの水分がたまった状態になっています。
このため、時間差で起きる土砂災害などにも引き続き注意が必要です。

(9月22日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

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