J1リーグ第8節 川崎F 3-3 鹿島
18:03キックオフ Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 入場者数22,734人
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まだ全盛期には遙かに及ばない。それでも川崎の復調が明らかになった試合だった。川崎は立ち上がりから相手が来るかと思えばダイレクトではたき、来なければ持ち出すという「らしい」ボール回しで主導権を握った。だが鹿島はそこをじっくり構えて最後の壁を崩させない。そして44分、川崎に一瞬の隙が生まれる。そこを見逃す鹿島ではなかった。松村のクロスにレオ・セアラが合わせて先制点を奪う。ところが前半アディショナルタイム、縦パスに抜け出したマルシーニョが同点ゴールを決めた。後半に入ると鹿島はつぎつぎに選手を投入し主導権を奪う。ところが追加点を奪ったのは川崎だった。54分、伊藤達哉がシュートのタイミングを逃さずトゥに近い部分を使ってシュートを突き刺した。それでも鹿島は67分、再びレオ・セアラがチャヴリッチのクロスに合わせて同点。さらに83分、シュートのこぼれ球に松村がしっかり詰めて鹿島が2回目のリードを奪った。しばらく前の川崎だったら後半も終わりになると運動量が落ちたはずだ。しかし最後まで川崎は走り続けた。90+7分、山本のクロスに逆サイドでペドロ・ホマーノがヘディングで同点ゴールを叩き込んだ。シュート本数は23本対13本。どちらも積極的にゴールを狙い、最後まで走りきった。ここは崩れなかった川崎を称賛するべきだろう。

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート