今夏に今治へ加入した中井。すでにレギュラーの座を掴んでいる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 12年間を過ごしたスペインでのキャリアを経て、今夏にJリーグ初挑戦を決意した中井卓大は、日本でのここまでの自身のプレーをどう受け止めているのか。

 レアル・マドリーの下部組織で育った中井は、レンタル期間も含めてスペインの複数クラブでプレー。新天地のFC今治ではここまで全試合に先発し、定位置を確保している。

 9月19日に行なわれたJ2第7節の横浜FC戦(1-2)でも7戦連続のスタメン入り。3-1-4-2のアンカーで起用されると、柔らかなボールタッチで相手のプレスをいなす場面もあれば、鋭い縦パスを前線へ通すシーンも。63分に交代するまで、中盤で攻撃のリズムを作った。

 試合後、ここまでJリーグでプレーして感じたスペインとの違いを尋ねると、22歳のMFは「日本のほうが縦に速い」と答え、こう続けた。

「運動量がより必要になってきますし、少し違う疲れ方もします。心肺機能にも負荷がかかります。スペインだと横の走りが多いですけど、日本だと縦の走りが多いので、そこに慣れるために、もっと良くしていきたいなと思います」

 そう語ったうえで、現状の課題も明かす。

「アンカーやボランチでプレーする以上、守備面は課題だと感じています。攻撃面では、相手選手を1枚、2枚剥がして、ボールを運び、よりチャンスを作れる選手になりたいなと思っています」
 
 また、「Jリーグはレベルが高い」と話しつつ、「これからもっと強度を上げたいですし、試合に出続けたら良くなっていくと思います」と、手応えを口にした。

「少しずつ自分らしさを出せています。ボールを失わないこと、あとはゴールへ繋がるパスは、前よりも少しずつ増えてきていると思います」

 着実にフィットしてきている若き才能。さらなる進化に期待したい。

取材・文●保坂悠輝(サッカーダイジェストWeb編集部)

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