守備での貢献が際立った安斎。(C)SOCCER DIGEST

写真拡大

 2026年9月19日に開催されたJ1リーグ第8節、5位のFC東京がMUFGスタジアムで16位の名古屋グランパスと対戦した。

 立ち上がりからボールをキープしたFC東京は細かいパスワークでチャンスを作ろうとしたが、名古屋の最終ラインをなかなか突破できなかった。相手のカウンターに苦しむ場面もあり、もどかしい時間帯が続いた。

 それでも焦れず、パスを繋ぐスタイルを貫いたFC東京は後半に入ってペースを握ると、57分に待望の先制点を奪った。

 左サイドの俵積田晃太がドリブルで持ち込むと、ゴールのほぼ正面から右足を一閃。このドリブラーのシュートは相手GKを嘲笑うかのようにネットに吸い込まれた。

 重苦しい空気を俵積田の一撃で切り裂いたFC東京はその後、MF高宇洋がイエローカード2枚で退場したものの、首尾よく逃げ切った。
 
 特筆すべきは安定した守備。第3節以降は1失点という堅守をアピールするかのように、最後まで全くと言っていいほどブレなかった。名古屋戦ではとりわけボランチの常盤亨太、サイドの安斎颯馬がディフェンスの局面で目立っていた。

 常盤はフィジカルコンタクトやセカンドボールの処理、安斎はプレスなどで貢献。競り合ったゲームで勝点3をモノにできた一因として、彼らの献身は見逃せなかった。

 事実、名古屋戦で途中出場した“ベテランCB”森重真人は「最終ラインのクオリティはもちろん、中盤、前線のサボらないスタンス、強度が素晴らしい。評価はしたくないですが、今のところ、そこは(今季)Jリーグでトップクラスだと思います」とコメントしていた。

 暫定ながらも3位に浮上したFC東京が、この堅守を武器にどこまで勝点を積み上げるか。期待が膨らむ。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【動画】どこまで運ぶの…圧巻の独走ドリブル! FC東京・俵積田晃太の衝撃弾