シカの食害で荒らされたコスモス畑(今月15日)

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 長野県佐久市内山の「大コスモス園」で、シカの食害により約30万株のコスモスがほぼ全滅したことが16日、分かった。

 園の関係者は「手間暇かけて育ててきたのでがっかりだ。お客さんに説明するのが心苦しい」と肩を落としている。

 同園は市振興公社が運営する荒船パノラマキャンプフィールドに併設されている。標高約1200メートルに位置する約3ヘクタールの畑は観光客に人気で、色とりどりのコスモスを目当てに毎年約5000人が訪れる。

 夜間には頻繁にシカが目撃され、少なくとも約10年前から食害は起きていたが、これまで大きな被害はなく、特に対策をしていなかった。今年は、8月頃にコスモスの芽が食い荒らされていることに気づいたが、手遅れだったという。例年通りなら今月中旬には高さ1~2メートルになり、見頃を迎えるはずだった。

 15日に長野市から訪れた会社員の女性(27)は、「開けた場所で、もし咲いていたらきれいだろうと思った。非常に残念だ」と話した。支配人の鈴木悟さん(57)は「また同じような状況が起きてしまうと考えるとつらい。来年以降のことについて市と協議する」としている。