札幌サポに「ヒグマにおそわれたことある?」 ベガルタ仙台「ベガッ太」を1か月出演停止
サッカーJリーグ・ベガルタ仙台が2026年9月15日、「クラブマスコットの不適切な行動に対する処分について」とのお知らせを公開した。
「ヒグマにおそわれた人っている?」
問題となっていたのは、13日に宮城県仙台市の「ユアテックスタジアム仙台」で開催された明治安田J2第6節、北海道コンサドーレ札幌戦での、ベガルタ仙台のクラブマスコット「ベガッ太」によるパフォーマンスだった。
複数のSNS投稿によると、フリップを手にした「ベガッ太」が、札幌のサポーターらに向けて「ヒグマにおそわれた人っている?」「ヒグマにおそわれたことある?」などと質問していた。
クマによる人身被害が問題となっている中での過激なパフォーマンスに、「北海道の人が何人犠牲になったか知らないのか?」「毒舌キャラとはいえ、聞いていいことと悪いことがある」などとする批判が相次いでいた。
「いろいろなスタジアムに行ってサポーターをからかいたい」
ベガッ太は、99年5月2日生まれ。クラブ公式サイトの説明によると、「ギリシャ神話で『勝利をもたらす』といわれる鷲をイメージしています。ベガルタ仙台が地域の誇りや夢となり、みなさんに愛される『星』になれ! という願いから生まれました」というコンセプトを掲げている。
やや毒気のあるキャラクターとしても知られ、Q&Aでは「長所」については「可愛い女の子とお金持ちでおごってくれる人だけに優しく出来る」、短所は「気が短くじっとしていられない。タダでは動かない。気に入らないことがあるとへそを曲げる」と説明。
「今年やってみたいこと」との質問には「出来るだけ身体の動くうちにいろいろなスタジアムに行ってサポーターをからかいたい」としていた。
「教育の徹底、管理体制の見直し等の再発防止策を速やかに実施」
クラブは14日、公式サイトを通じ、13日の札幌戦をめぐって「クラブマスコットのベガッ太による不適切な行動を確認しました」と説明。
「ファン、サポーターの方との交流における中で配慮に欠ける行為でした。ご不快な思いをされた方、ご迷惑をおかけした方に心よりお詫び申し上げます」とおわびした。
対応については「クラブとして事実確認は済んでおり、厳重注意と教育指導を行い、再発防止を徹底いたします」としていた。
翌15日には、「クラブマスコットの不適切な行動に対する処分について」との声明を公開し、具体的な対応について明かした。
「ベガッ太による不適切な行動に対し、当クラブは本件を重く受け止め、当該マスコットに対し、9月15日付で1か月の出演停止処分を科すことといたしました。併せて、教育の徹底、管理体制の見直し等の再発防止策を速やかに実施してまいります」
不適切な行動をあらためて謝罪した上で、「今後は同様の事案を二度と発生させることのないよう、クラブ一丸となって再発防止に努め、みなさまからの信頼回復に全力を尽くしてまいります」とした。
処分内容は「出演停止処分」、処分期間は「26年9月15日~10月15日」としている。
処分の発表には、「マスコットの謹慎処分は前代未聞では?」「『中の人』はどうするのか」などとする声が寄せられた。「パフォーマンス自体を見直すべきではないか」などとする指摘もある。

