■2.0メガピクセル・オートフォーカスカメラの性能は?

auから発売されているソニエリ端末のカメラ機能は、それほど悪くないと思っている。飛び抜けてここがいい…というわけではないし、ここが絶対ダメ…ということもない。持ち歩いてさっと撮る…ということを考えるとけっこうバランスがいいカメラだと筆者は思っているのだ。

今回のW52Sに関してもやはりそれは同じ。そこそこいい感じで撮影ができていると思う。ひとつ直して欲しいな…と思うところは、シャッター音が異様に大きいこと。盗撮などの問題からシャッター音を出すのは仕方がないこととはいえ、あまりに大きいので、静かなレストランで食べたものを記録しよう…などと撮影すると、周りから注目を浴びてしまったりすることになるのである。もうちょっと小さいとありがたいと個人的には思っているのだ。さて、それでは、実際に撮影した写真を見ていただこう。

●晴天時に撮影した写真


●曇天時に撮影した写真


●屋内で撮影した写真


●マクロモードで撮影した写真


●蛍光灯下(左)と電球下(右)で撮影した写真


●標準モード(左)と夜景モード(右)で夜景を撮影した夜景



■Kijimoto's EYE

このW52Sを使って思ったのは、けっこう使いやすい端末だってこと。持ちやすいし、操作もしやすい。問題に感じたのは誤動作が多いってこと。本体の周りにボタンが多いせいか、鞄の中やポケットの中でよく動作しているってことが多いのである。

たとえば音楽が急に再生されたり(ミュージックキーの長押しで音楽の再生がはじまるのだ)、ペア機能が起動していたり(発信/ペアキーを押すと起動する)…など。ロックキーもあるのだが、ロックしていないのにロックされていたり、ロックしていたのにはずれていたり…ということも少なくない。ロックキーはスライド式なのだが、スライドさせて何秒っていう操作でなく一回スライドさせるだけでロックがかかったりはずれたりする。しかも指がすべりづらいようになっているから、鞄の中でものにあたったり、ポケットに入れる際に服にすれたり…などでロックキーが動いてしまったりするのだと思う。

ロックキー


問題に感じたのはそれぐらい。あとは、けっこう使いやすいので気に入って使っている。音楽に特化しているとはいえ、音楽を聴かないっていう人でも使いやすいケータイだと思うのである。

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W52S
au

編集部:木地本 昌弥
「パソコンですぐできる写真俳句」(毎日新聞社) 「その場で解決!ファイル操作とデータ管理」(技術評論社)など50冊以上の書籍を執筆。携帯電話やパソコン、IT関連から取扱説明書まで執筆ジャンルは幅広く、ITジャーナリスト・携帯電話評論家としてテレビやラジオ、講演もこなす。詳細は、著者のホームページ「我流珍述」プロフィールページまで。

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