JRT四国放送

写真拡大 (全51枚)

指先に乗ってしまうほど小さく、なんとも言えない「ゆるかわ」な生き物たち。

今、あるミニチュア作品がSNSで大きな話題を呼んでいます。

手がけているのは、藍住町出身の樹脂粘土作家。

人々を魅了する可愛らしさの、秘密に迫ります。

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「なんでだろう、ふと思い浮かんで」
「ウーパールーパーの車に乗った、ウーパールーパーっていうのが結構人気が出て、ここから色んな乗り物シリーズを増やしていって」
「藍住町は人参が結構名産なので、人参のいかだに乗ったウサギとか」
「徳島やけん、電車でなしに汽車っていう、汽車シリーズも作っています。あっツチノコっていうて」

インタビューの最中も、多田さんが作る愛くるしい作品を求めて、お客さんが次々とギャラリーにやって来ます。

(カメラマン)
「かわいいですか」

(客)
「かわいい」

(記者)
「みなさんこれは何だと思いますか?こちらは徳島でも昔、探検隊が結成され探し求めていた、幻の生き物ツチノコです」
「見てください、かわいい顔をしています」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「ロゴがカーキ色のウサギなんです。昔ウサギを飼っていて、モチーフにしたいなと思って、オリジナルキャラですね」
「ラビット・JACKって言うんですけど」

( 記者)
「今、何をされたんですか」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「手のひらに小さい埃が付いてしまうので、それをとっている。粘土についたら後から削らないかんので」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「色付きの粘土があるが、それを混ぜ合わせて、どんどん新しい色を作っていっている」
「この練っているときの色と、乾燥した時の色が結構変わってくるので、色作りが一番難しい」
「このピンクだったら白を14g、赤を0.3g、茶色を0.1gとか全部控えていって」
「好きやね、かくかくしているのよりも丸まっている方が」
「丸めるんは、力を入れるか入れんかぐらいで丸めてつけていく、神経は使いますね」

(記者)
「どうして指先に乗るくらいの、サイズにされているんですか」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「小さい時からと思うんですけど、小さいものが好きというか、ガチャガチャで出るゴム人形だったり、ああいうのが好きで、作り始めた時からこのサイズで作っています」
「仕事用のパソコンの前に、ちょっと置いておくだけでも癒されるとか、これを見て笑顔になって欲しい」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「図工だけが好きだったので、成績が良かったわけではないんです。図工もただ好きだっただけ」
「こだわりは型を使わずに、全部フリーハンドでしている」
「想像してこんな感じにしたいと思い描いて、それを形にしていく。思った以上に可愛くできた時は『うわっかわいい』みたいな、われながら上出来やなとか」

多田さんが大切にしているのは「目」。

一番難しい作業です。

(カメラマン)
「これ小さいね」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「はい・・・」

ここまで5分。

このスピード感が命です。

1週間ほど自然乾燥させた後、底1回、正面・背面2回ずつコーティングを施します。

これでガラス細工のような、つやがでるのです。

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「目線を合わせてくれて、どれにしようと選んでくれているのを見ることで幸せを感じる」

(ファンの女性)
「一つ買ったら次から次へと買いたくなって、もう沼ってしまって」
「全部かわいいので、新作が出るたびチェックして、工房に向かいマルシェに向かい」

(ファンの女性)
「芋虫は苦手で虫全般が苦手なんですけど、JACKさんが作るとすごくかわいくなるので、全ての虫に魔法がかかって」

ファンの女性は、はやる気持ちをおさえ自宅へ。

(記者)
「今どのくらい集まっているんですか」

(ファンの女性)
「およそなんですけど、だいたい85体集まっている」
「普段誰も形にしようと思わないような動物たちを形にするのが、グッときます」
「一つ集めたらどんどん集めたくなって、この世界観を作り上げたくなる」

(記者)
「こちらは完成間近の新作、着ぐるみシリーズです」
「シロクマがウサギの着ぐるみを着ていて、こちら見て下さい」
「ファスナーまでついています。とっても細かいです」

(記者)
「JACKさん、きょうはありがとうございました」

(樹脂粘土作家・多田稔史さん)
「これ作ってみたので、良かったら」

(記者)
「えっいいんですか。かわいい」

ひとつ500円と手ごろなものから1万円台のものまで、まさにこどもから大人まで楽しめる作品です。

詳しくは「樹脂粘土工房JACK」の公式インスタグラムをチェックしてみてください。