山東の橋で路面の一部が脱落

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中国・山東省臨清市の大橋で路面の一部が崩落し、歩いて渡っていた男性が転落、死亡した。中国メディアの澎湃新聞が6日に伝えた。

報道によると、事故があったのは7月24日午前7時ごろ、場所は同市の先鋒大橋。転落したのは22歳の趙(ジャオ)さんで、翌日に4キロほど下流で遺体が発見された。現場を撮影した防犯カメラの映像には、人が行き交う橋の路面の一部が突然崩れ落ちる様子が映っていた。

趙さんは河北省臨西県の出身だが、山東省臨清市に住んでいた。先鋒大橋は両地域にまたがって架かっている。父親によると、趙さんはその日、入院中の祖母を見舞うため家を出た。家族が電動バイクで趙さんを先鋒大橋の手前まで送り届け、その先は運動も兼ねて歩いて行っていた。

同日午前8時ごろ、趙さんと連絡が取れなくなったため、母親が探しに出かけた。そこで出会った警察官から大橋で事故が発生したと聞いた。その後、川に転落した人物が所持していたリュックサックが引き揚げられ、趙さんのものと判明。翌午前8時ごろに趙さんの遺体が発見された。

趙さんの死亡から9日後、病気に加えて孫の死亡のショックも重なり、祖母も亡くなった。

先鋒大橋は1959年にソ連の専門家の支援を受けて建設されたもので、2013年に同省の省級文化財保護指定物件に指定された。老朽化などの理由から、1992年以降、歩行者や自転車などの通行のみ認められ、自動車の通行は禁止されていた。近年は早急な修繕・補強を求める声が上がっており、山東省の政治協商委員からも関係当局に呼び掛けが行われたが、回答は出ていなかった。

また、事故の3カ月前にも、臨清市の複数の部門が先鋒大橋の安全上の問題に関する専門協議会を開いていた。会議では、「橋面の欄干でコンクリートが剥落し、内部の鉄筋が露出・腐食するなどの問題が発生しており、橋を通行する市民に重大な安全上の危険をもたらしていることから、危険箇所の修繕を一刻も早く進める必要がある」と指摘されていた。(翻訳・編集/北田)