土石流で被災した水力発電所のトンネルから救助され、担がれる中国人=5日、ネパール中部ラスワ郡(ネパール軍提供・ロイター=共同)

 【カトマンズ共同】ネパール中部と中国チベット自治区の国境付近で起きた土石流と洪水で、ネパール首相府は5日、被災した水力発電所のトンネルで同日、中国人1人が救助されたと明らかにした。4日にネパール人2人が助け出されたトンネルとは別。2日連続の救出劇となった。民家からも女性(64)が救助された。5日で土石流発生から11日目。

 首相府などによると、ネパールと韓国の救助チームが中部ラスワ郡にある水力発電所のトンネルから中国人男性を救助した。発電所は建設中で、作業員ら約570人の行方が分からなくなっている。ネパール軍はフェイスブックに、両脇を兵士に抱えられた男性がトンネルから出た後、担がれてヘリコプターに乗せられる映像を公開した。

 また首相府によると、土石流で被災したヌワコト郡の民家から64歳の女性が救助された。軍の施設に搬送された。発見時は意識不明の状態だったが、首相府が公開した映像には、ぬかるんだ泥の上に座り込んだ女性が救助隊員に水を飲ませてもらい会話する様子が写っていた。

 ネパール中国の死者は1375人。

土石流で被災したネパール中部ラスワ郡の水力発電所のトンネル内で活動するインドの救助要員。動画が5日に公開された(駐ネパール・インド大使提供・ロイター=共同)

5日に公開された動画で、被災した民家から救助された女性を搬送する隊員ら=ネパール中部ヌワコト郡(ネパール治安当局提供・ロイター=共同)