人間は口にしながら行動すると、その行動に意識が集中しやすくなる。緊張する場面でも、周りに見られていることを忘れられる

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「“スイングを変えずにスコアアップ”が私のモットーです」というのは、元賞金王・チャン・キムの専属キャディを務めた出口慎一郎氏だ。現在はメンタルコーチとしても岡田晃平、阿部未悠らをサポートする同氏に、多くのアマチュアがミスしやすい朝イチのティショットの攻略法を聞いた。

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◇ ◇ ◇朝イチのティショットは誰でもプレッシャーを感じるもの。特に、後ろの組のプレーヤーが見守る中でのスタートホールなどでは、「良いショットを打たなければ」「変なミスはしたくない」と余計に力が入ってしまいます。そんなシチュエーションで緊張を和らげるコツは、ルーティンを実況中継することです。例えば、「ボールの後ろで2回素振りします」「3歩でアドレスに入ります」「ワッグルを2回したあとにスイング始動します」など、自分のルーティンを声に出しながら行動に移してみてください。すると、行動に意識が集中して、朝イチのショットであることや、周囲に見られているといったプレッシャーを感じにくくなり、平常心で打つことができるのです。この方法を取り入れるには、自分のルーティンを確立しておくことが前提です。シンキングゾーンで考えてからプレーするといったルーティンを行うだけでもプレッシャーを緩和できます。ボール後方にヨコに仮想のラインを引き、その後ろでマネジメントなどを考え、跨いだらプレーに集中できます。スタンスしても考えているようでは、力みやすくなります。まずは、自分のルーティンをつくることから始めてみてください。
解説:出口慎一郎いでぐち・しんいちろう/1983年生まれ、長崎県出身。2020ー21シーズンはチャン・キムの専属キャディとして賞金王獲得に貢献。現在はメンタルコーチとして岡田晃平、阿部未悠らをサポートしながらプロキャディ業も続ける
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