庄川の渇水で 遊覧船運休の現場は 温泉宿も緊急対応 富山県
きのうお伝えしたように、庄川水系の水位低下を受けて庄川峡の遊覧船が運航を見合わせています。現地のきょうの状況や、遊覧船を交通手段にしていた温泉宿の対応を川腰記者がお伝えします。
川腰裕平 記者
「こちら庄川の小牧ダムです。今月22日時点では岩肌が見えなかったということですが、今回の水位の低下を受けて庄川遊覧船では当面の間、営業を休止するということです」
関西電力によりますと、庄川遊覧船が行き来する小牧ダムのダム湖の水位は、今月22日時点で約14メートルありましたが、きょうまでに約3メートル低下して、11メートルになったということです。
様子を見に来た近くの道の駅の人は。
道の駅井波 江尻大朗 駅長
「よく、この庄川遊覧で、その後道の駅に寄っていただける流れが多いもんですから。周りの施設にも(影響が)波及しそうだなって。雨が早く降ってくれるといいですよね」
遊覧船が利用客の移動手段だった温泉宿も、対応に追われています。
大牧温泉旅館 近藤義幸 部長
「20年近くいるんですけど,、ここまで(小牧ダムの)水位が下がるのは初めてです」
大牧温泉は、庄川遊覧船で行くことができる「秘境の一軒宿」と言われ、9月から11月の観光シーズンは、例年、毎月 約1500人が訪れます。
大牧温泉旅館 近藤義幸 部長
「これがうちの船乗り場です。階段から台船まで2メートル以上ありますかね。それだけ水位は沈んじゃってますかね」
当面は、緊急対応として1日2回マイクロバスで送迎を行う予定です。また、遊覧船から見る庄川峡を楽しんでもらえないのは残念だと話します。
大牧温泉旅館 近藤義幸 部長
「やっぱり、船を楽しみしているお客様が大半なもんですから、かなりご迷惑をかける」
庄川水系の上流にある、岐阜県の御母衣ダムの貯水量が底をついているなか、国土交通省は今週中に取水制限を拡大するかどうかなど方向性を決めるとしています。
