中村芝翫「息子にもああいう扱いはされないように」 シェークスピア『リア王』への思い
歌舞伎俳優の中村芝翫さん(60)が10日、舞台『リア王』(9月6日〜22日・新橋演舞場)の稽古を行い、芝翫さんが作品にかける思いについて明かしました。
シェークスピア四大悲劇の中で最高峰と称される『リア王』。老いた王が娘たちの愛を言葉で量ろうとしたことから始まる物語です。芝翫さんは孤独な王・リアを演じます。
■中村芝翫、シェークスピアの作品は「歌舞伎にも近いんじゃないか」

芝翫さんはシェークスピアの作品について「本当にその人間が心で感じて肉体から出てくる言葉かなって。でもこれは歌舞伎にも近いんじゃないかと思うんですね」と表現し「だからいかにして難しい言葉でも、内面をちゃんとかみしめて自分の肉体から出ている言葉に置き換えるっていう作業が、苦しいですけど楽しいですね」と、役作りについて明かしました。
■『リア王』は「今の世にも通じる」

『リア王』については「親子関係だとか、家族のことだとか、老害であったりとか、娘関係であったりっていうのは、今の世にも通じるというのはすごい作品だなと思いますね」と語り、「(3人の娘がいる)リア王とは違って、うちは3人の息子ですけど、うちの3人の息子にもああいう扱いはされないように気をつけなきゃいけないなというような思いで、毎日稽古してます。それはウソです」と冗談交じりに話し、笑顔を見せました。
