テレビ信州

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幻の昆虫が姿を現しました。

松本市のアルプス公園で、数千匹に1匹程度といわれるナナフシモドキの雄が見つかり、現在、展示が行われています。

飯島榛菜記者
「あ!いました!園内の施設の壁に同じ虫がいくつもくっついています。体長は10センチ近く。見た目はまるで、枝です。」

松本市のアルプス公園。

広さ約71ヘクタールある自然豊かな園内で、今年、大量発生しているのが、このナナフシモドキという昆虫。公園の北のエリアにあるこの古民家には、目視で数えた限りでも200匹以上が。
何年かに一度、大量発生があるといいますが、明確な要因はわかっていません。

山と自然博物館 学芸員内川潤季さん
「ナナフシモドキの雌ですね。基本的には、雌だけで増えていく生き物」

雌だけで卵を産み、繁殖するため、雄は、数千匹に1匹程度。ごく稀な存在です。

山と自然博物館 学芸員内川潤季さん
「こちらがナナフシモドキの雄です」

そんな”幻の雄”がいま、園内の山と自然博物館で展示されています。
今月16日、ナナフシモドキの大量発生を聞きつけ、公園を訪れた静岡県の男性が雄を発見し、博物館に提供したといいます。

山と自然博物館 学芸員内川潤季さん
「私も探していたんですが、初めて見たが、私もついに見られたという感慨深いものがありました」

体長は7センチほど。

雄は、雌と比べて細く小さい体で、体の側面に白い模様があるといった特徴があります。

静岡から
「本を見るのと違うからね。生きているのを見る方がいいよね」

山と自然博物館 学芸員内川潤季さん
「ごくまれに雄が生まれるという不思議な生き物ですので、身近にこんな不思議な生き物がいるというところを覚えてもらって、楽しんでもらえればいいかなと思います」

夏に盛んに見られるナナフシモドキ。
雄は、遺伝子を残すことはできないといい、博物館では元気なうちは展示を続け、その後は標本にして保存することにしています。